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内向型が越えるべき壁

内向型人間が成長をするために乗り越えるべき壁があります。
ここではその壁について述べます。

行動から受ける刺激は強すぎる
思考から生まれる刺激よりも行動の結果から生まれる刺激は強いです。
一方で内向型人間は刺激に敏感です。

このため、内向型人間にとっては行動の結果から生まれる刺激は強すぎることが多いのです。
強すぎる刺激は、心地悪さを感じさせます。

内向型人間にとって考えたことを実行にうつすのは、外向型人間と比べると困難となります。
これが内向型人間が行動するのが苦手、慎重であるといった傾向になる理由です。

思考と行動の間に壁がある
内向型人間は、「これをやったらどうなるだろう?」と行動する前に考えてしまいます。
しかし場面を想像するだけでも刺激は生まれます。

内向型人間は刺激に敏感なので、場面を想像した刺激だけでお腹いっぱいになってしまいます。
やらずに満足してしまったり、悪い結果を想像してやりたくなくなってしまったりします。
何かをやろうと思って考える、考えた結果、刺激でお腹いっぱいになる、結局行動をしない。
内向型人間はこのような悪循環に陥りがちです。
このため行動力がないと周りから思われたり、自己嫌悪に陥ったりしてしまうのです。

このように内向型人間には、思考と行動の間に壁があるのです。

壁をどう攻略するか
ではこの壁をどのように攻略すれば、内向型人間が行動できるようになるのでしょうか。

「行動できる人」、「行動する技術」といったような自己啓発本が多く販売されていますが、これらの内容をみてみると「あまり考えすぎない」というようなことが書かれていることが多いです。
この手のアドバイスは、すでに外向型人間のように振る舞える人向けのものだと思います。

内向型人間にとって、考えずに行動するのは、心地悪さを感じずにはいられません。
仮に行動できたとしても、苦痛を伴い、失敗も多くなり、慣れるまでには時間がかかるでしょう。
内向型人間が行動するには、「まず考え尽くす」ことが必要だと考えます。

内向型人間の強みを活かして対応するのです。
その方が心地よさを感じながら取り組め、成功する確立もあがるでしょう。
ただし、以下の3つを押さえつつ考え尽くすことが重要です。

・やりたいことの全体をとらえる(鳥瞰視、目標を明確にする)
・論理的に整理する(やるべきことを見極める、課題を見極める)
・細かく分解する(考える必要のない、慣れた行動の単位に分解する)

これらは思考の領域であるため内向型人間が好きな分野でもあり、心地よさを感じながら行うことができるはずです。
これらを行うことによって、行動に対する不安は取り除かれ、内向型人間は思考から行動に移ることができます。
また、これらに慣れてくると、思考から行動に移る時間も短縮され、外向型人間のように振る舞えるようになります。しかも、最初にしっかりとやることや、課題を整理してから行動するため、失敗も少なく、軌道修正もしやすくなります。

前述の「あまり考えすぎない」というアドバイスは、こういった考えるポイントを押さえずに考えすぎないということであれば正しいと思います。


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内向型の強みと弱み

ここでは内向型人間の強みと弱みについて確認しておきたいと思います。

何故、強みと弱みについて確認しておく必要があるのかといいますと、強みを活かし、弱みを避ける方法をとることができれば、ものごとがうまくいく確率を上げることができるからです。

そして、ものごとがうまくいくこと失敗しないことは幸せを感じることにもつながるので、強みと弱みを知っておくことは大切なのです。

まず、内向型人間の強みから考えてみましょう。

結論から言いますと、内向型人間の強みは、ものごとをじっくり考えることが得意(思考面での強み)、コツコツと取り組むことが得意(行動面での強み)なところにあると思います。

何故、このような強みになるのでしょうか?

「内向型と外向型の違いは何か?」の章で、内向型人間は外向型人間にくらべ脳の思考経路が長く、刺激に敏感であるという話をしました。

内向型人間は、思考回路が長いので、そもそもじっくり考える傾向があります。
さらに刺激に敏感であるため、考えるだけでも適度な刺激を受けることができます。
ですから、退屈することなくひとつのことをじっくり考え続けることができるのです。

また、刺激に敏感であることにより、小さな行動でも適度な刺激を受けることができるので、小さなことからコツコツと取り組むことができるのです。

これらの強みは、内向型人間の思考や行動の傾向として以下のような形で現れます。

(強み)
・慎重である
・本質的なものを見出す
・集中力がある
・人の話をよく聞く
・落ち着いている
・優れた分析力を持つ
・自立している
・辛抱強い
・書くことが得意
・人の気持ちが分かる…など

あなたが内向型であれば、この中のいくつかが当てはまると思います。

これらは一見、弱みなのではないか思うかもしれません。
例えば、慎重である=なかなか行動が取れないということと考え、それをコンプレックスに思っている人もいることでしょう。

何故、このような違和感を覚えるのでしょうか。

それは、強みと弱みは裏返しであり、強みが行き過ぎると弱みになるからです。

内向型人間は、思考経路が長く、刺激に敏感です。
このため、考えるだけで刺激を得ることができます。考えることで満足してしまって、行動に移つらないといたことが起こるのです。

つまり、内向型人間の弱みは、考えることが得意であるがゆえに考えすぎてしまう(思考面)、考えることで満足を得て行動に移らない/起こさない(行動面)ということになります。

強みが行き過ぎてしまうことで現れる内向型人間の思考や行動の傾向としては以下のようなものがあります。

(弱み)
・不安を抱えやすい
・細かいことにこだわる
・繊細すぎる
・受け身がち
・嫌なことから逃げる
・頭でっかち
・自己を否定する
・頑固
・人付き合いか苦手
・争うのを避ける…など

強みと弱みは裏返しであり、強みが行き過ぎると弱みになるということを踏まえたうえで、まずは自分の強み、弱みについて以下の3点を考えてみましょう。

①上記のどの傾向が自分に当てはまるか(特に当てはまるものを3つぐらい)
②その傾向はどのような場面で現れているか
③傾向が現れやすい場面でどう対応するか

このように考えて整理しておくことが内向型人間には非常に有効です。
そもそも考えるのは得意ですし、事前に考えを整理しておくことで、その場面になったときに受ける刺激が和らぐので、落ち着いて行動することができます。

つまり、内向型人間の強みを活かして、弱みを抑えることになるのです。
内向型である人こそ、じっくり落ち着いて強みと弱みについて考えてみることをお勧めします。

(ちなみに私の場合は、本質的なことを見出す、人の話をよく聞くといった強みがありますが、行き過ぎると、細かいことにこだわりすぎてしまう、受け身になりがちといった弱みが現れると自己分析しています。ですので、ある程度考えたら当初の目的からズレていないか確認する、人の話を聞いたら自分の思いも伝えることを心がけるようにしています。)


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内向型と外向型の違いは何か

ここでは内向型人間と外向型人間の違いについて述べていきます。

刺激に対する敏感さが違う
内向型と外向型の違いは「刺激」に対する「敏感さ」にあります。
「刺激」は何か行動を起こした結果から生まれます。
人は何か行動をすることにより何らかの「刺激」をうけることになります。

この「刺激」が強すぎる(または弱すぎる)と心地悪いと感じます。
「刺激」がちょうどよい(許容できる範囲である)と心地良く感じます。
人によって同じ「刺激」を受けても、心地よく感じるも場合もあれば、心地悪く感じる場合もあるのです。

例えばある会議の初会合に出席した場合のことを考えてみましょう。
初めて会う人、初めて聞く話、この先どうなるか分からない…といった中で、緊張や不安、好奇心、期待など様々な「刺激」が入り交じった中で会議は進んでいきます。
この時、あなたは心地悪く感じるかもしれしれませんし、逆に心地良く感じるかもしれません。

内向型人間と外向型人間では、このような会議の場面で同じ「刺激」をうけたときに、心地悪く感じるか、心地良く感じるかに違いがでてきます。
きっと内向型人間の場合は、心地悪いと感じる方が多いでしょう。
でも、外向型人間の場合は、心地良いと感じる方が多いでしょう。

内向型人間は刺激に敏感
内向型人間と外向型人間では「刺激」に対する「敏感さ」が違います。
内向型人間は、外向型人間に比べ、「刺激」に対して敏感なのです。

「刺激」に対する「敏感さ」については、ボトルに入ったジュースをコップに注ぐ場面を考えると分かりやすいかもしれません。
ジュースが「刺激」だと考えてください。
いま、ボトルに入ったジュースをコップに注いでいきます。
ちょっとしか注いでもらえない(少ない)と不満を感じます。これは心地悪い状態です。
コップの半分ぐらいから8分目ぐらいまでの量ならいい感じ。これが心地良い状態です。

8分目を超えて注ぎ続けられるとちょっとドキドキしてきます。得した感じもあれば若干不安も感じてきます。
そして、ジュースがコップからあふれると…何やってんの!!となります。心地が悪い状態です。
このようにジュース(刺激)の量で心地悪い状態、心地よい状態は変わってきます。

「敏感さ」とは何か?
では「敏感さ」とは何なのでしょうか。
「敏感さ」はコップの大きさではありません。ボトルの口の大きさなのです。
ボトルの口の大きさでジュースが1度に出る量が変わります。
内向型人間は外向型人間に比べて、このボトルの口が大きく、コップがジュース(刺激)でいっぱいになりやすいのです。これが「刺激」に対する「敏感さ」の違いです。

先ほどの会議の例に話を戻しますと、ボトルが「会議の場」でジュースが「刺激」、ボトルの口の大きさが「敏感さ(内向型か外向型かの違い)」、コップは「その人自身」ということになるでしょうか。
よって、同じ会議でも内向型か外向型では、刺激の受け方が異なり、心地良く感じるか心地悪く感じるかが異なり、得意か苦手かが異なる…ということになってくるのです。

刺激はコントロールできる
コップの大きさを変えたり、ボトルの傾け方を工夫したり、時にはストローでジュースを吸い出したりすることによって、コップがジュース(刺激)でいっぱいになる速度をコントロールできるようになります。
「敏感さ」は、内向型人間の気質であるため変えられませんが、「刺激」は自分でコントロールできるようになるのです。

これは、経験を積み、自分を成長させるということです。
経験を積み、自分を成長させることで、内向型人間でも外向型人間のように振る舞うことができるようになります。

ただし、内向型人間の傾向を良く理解した上で、経験を積むやり方を考えるのが、自分を成長させる上での早道になります。
このサイトでは、内向型人間がどのように思考し、行動していけば心地良さ(幸せ)を感じながら、効率的に成長していくことができるのかを考えていきます。


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内向型は気質なのか

内向型人間と外向型人間の違いは「刺激」に対する「敏感さ」の違いです。
この違いがどういうものかについては「内向型と外向型の違いは何か?」という章で詳しく述べていますので、そちらを参照してください。
ここでは、内向型人間と外向型人間の違いが何によって作られるのか、内向型というのは生まれ持った気質なのか?ということについて考えていきます。

内向型人間と外向型人間の違いは「刺激」に対する「敏感さ」の違いだと説明をしましたが、では「刺激」はどこで感じているのでしょうか。

それは脳です。

視覚、聴覚、痛覚などからの刺激だけではなく、楽しさや悲しみなど(心で感じているといわれるもの)の刺激も結局は脳で処理しています。
昨今は脳に関する研究が進んできており、外界から受けた刺激を脳がどの部分で処理しているかについても分かってきているようです。
そういった研究について調べていくと、これが内向型人間と外向型人間の違いなのではないのかと思われるものがあります。
それは、外界から受けた刺激が脳に入ってくるときの「刺激の通り道」の太さと、脳に入ってきた刺激を処理する時の脳内の「処理経路」の長さの違いです。

脳への「刺激の通り道」が太いと一度に多くの刺激が入ってきやすくなります。
脳内の「処理経路」が長いと刺激を長い時間感じることになります。
また、「刺激の通り道」が太いとも「処理経路」長くなる傾向があるそうです。
相対的に「刺激の通り道」が太い、脳内の「処理経路」が長い人ほど「刺激」に「敏感」になります。
これが内向型人間であるということであると思います。

相対的に「刺激の通り道」が太い、脳内の「処理経路」が長い人ほど「刺激」に「敏感」になるということについては、実験でも確かめられています。
「刺激の通り道」が太い、脳内の「処理経路」が長い人は、逆の人(「刺激の通り道」が細い、脳内の「処理経路」が短い人)と比べて光や音などの刺激に対して過剰に反応するということ分かっているそうです。
また、面白いことに「刺激の通り道」が太い、脳内の「処理経路」が長い人が成長しても、「刺激の通り道」の太さ、脳内の「処理経路」の長さはあまり変わらないのですが、同じ刺激に対しては過剰に反応しなくなることが分かっています。

これは経験を積むことによって、刺激に慣れてくることを意味していると思います。
また、この「刺激の通り道」が太さ、脳内の「処理経路」が長さは、遺伝的に子供にも引き継がれるそうです。
内向型人間の子供は内向型になりやすく、外向型人間の子供は外向型になりやすいということです。
(内向型と外向型の両親の場合は、中間ぐらいの子供になるのかもしれません)

つまり、内向型というのは気質であり、生まれ持ったものであるということになります。
また、内向型であるという気質は変えられないが、経験を積むことによって、その気質を隠す(外向型のように振る舞う)ことは可能であるということも分かります。

なぜ、内向型、外向型という気質が存在しているのでしょうか。
それは多様性によって種を残そうという自然の力だと思います。

例えば原始時代を想像してみてください。
今とは違いスーパーなどはないですから狩りをするわけです。
このとき内向型人間は刺激に弱いため、外向型人間と比べるとあまり狩りに出ようとはしないかもしれません。
もしくは狩りに出てもあまり遠くには行かないかもしれません。

これにより、内向型人間は、獣などに襲われる危険は少ないかもしれませんが、獲物を捕らえる確立も低くなるかもしれません。その結果、餓死するかもしれません。
逆に外向型人間は頻繁に遠くまで狩りに行くので、獲物を捕らえることは多いかもしれません。
しかし、獣に襲われたり、崖から落ちたりして帰って来られなくなることが多くなるかもしれません。

このようにどちらもメリット、デメリットがあります。
このため、内向型、外向型という気質が存在し、それぞれのメリット、デメリットを活かして、自然界で繰り返される気候などの安定や変動に対応し、全体としてバランスがとられているということなのでしょう。(こういった自然の仕組みにはいつも感心させられます)

内向型人間は強い刺激を求めない。安定した世界で快適に生きることができる。
外向型人間は刺激を恐れない。競争や変動が激しい世界で快適に生きることができる。

このように考えると、世界や社会の状況によって、内向型か外向型かで有利不利が生まれそうな感じはします。
結局、全体的に長い目で見ればバランスがとられているというこなのだと思いますが、一人一人の人生で考えるとそうはいきません。
自分の気質に合うように世界や社会が変わるのをのんびり待つわけにはいかないのです。

内向型であるという気質は変えられませんが、幸いにも経験を積んだり、うまいやり方を身につけることによって気質を隠すことはできます。
内向型の人間でも外向型が有利な状況では外向型のように振る舞うことができるようになるのです。
ただし、内向型という気質を持っている以上、外向型のように振る舞うための経験を積んだり、うまいやり方を身につけるための努力は苦しく感じるでしょう。

内向型というものをきちんと理解することで、心地良さ(幸せ)を感じながら、効率的に外向型のように振る舞うための経験を積んだり、うまいやり方を身につけることはできます。
このサイトでは、内向型人間がどのように思考し、行動していけば、心地良さ(幸せ)を感じながら効率的に成長していくことができるかを記載しています。
ぜひ参考にしてください。


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自分が内向型なのか知っておく

自分が内向型人間なのかどうかを知っておくことは大切です。
思考や行動をするにあたり、内向型人間に適した方法があるためです。

現在の社会は、成果主義が中心となっており、外向型人間に有利な社会となっています。
世の中にあふれている自己啓発の本やセミナーについても外向型人間向けの内容になっていると思います。
仮にあなたが内向型の人間だったとしたら、これらを参考にしても役には立ちますがつらい努力を強いられることになるでしょう。
このため、自分が内向型人間なのかどうかを知っておくことは大切なのです。
内向型人間によくみられる傾向として以下のようなものがあります。

・1人で何かするのが好き。(1人で何かする時間が必要である)
・会議などで聞き役にまわる、あまり自分から意見はしないことが多い。
・話題を振られるのが苦手。意見を言うのが苦手。
・話題を振ってもあまり発言しないことが多いが、テーマによってはたくさん話すことがある。
・話を聞いているように見えて、実は聞いていないことがある。
・話したり行動する前に考えることが多い。
・急かされるのが好きではない。
・他人の邪魔をすることが好きではない。邪魔されるのも好きではない。
・相手と対立するぐらいであれば、自分が譲った方がいいと思うことが多い。
・仕事に携わるときはタスクや時間を細切れに与えられるのではなく、まとまった単位で与えてもらった方が動きやすい。
・頭で覚えておくより、メモをとる方が好き。(メモをとるのが苦にならない)
・考え事をするのが好き。
・無口で冷静であると周囲から見られていることが多い。
・おとなしいと思われることが多い。
・深く付き合っている人だけを友人だと思っている。
・ちょっとした知り合いは友達とは考えない。

・自分の中で友人と呼べる人が少ない。
・飲み会などは大人数より2人?4人程度でこじんまりとやる方が好き。
・初めての人に慣れ慣れしくされるのが苦手。
・人と会うのは好きだが、長い時間一緒にいるのは好きではない。
・毎日同じお店で昼食をとることは嫌いじゃない。(同じメニューでも苦にならない)
・新商品や新型タイプといったものにあまりそそられない。
・鞄の中に本、折り畳み傘をはじめ色々なものを入れていることが多い(荷物が多い)

自分の普段の考え方や行動と照らし合わせてみた場合に半分以上が当てはまるのであれば、どちらかというと内向型人間であると言えると思います。


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内向型人間の傾向

内向型人間とはどのような傾向があるのでしょうか。
私が今まで出会った「内向型人間だと思える人」、もしくは自分で「内向型人間だと自負している人」の行動の傾向をいくつか挙げてみます。

・1人で何かするのが好き。(1人で何かする時間が必要である)
・会議などで聞き役にまわる、あまり自分から意見はしないことが多い。
・話題を振られるのが苦手。意見を言うのが苦手。
・話題を振ってもあまり発言しないことが多いが、テーマによってはたくさん話すことがある。
・話を聞いているように見えて、実は聞いていないことがある。
・話したり行動する前に考えることが多い。
・急かされるのが好きではない。
・他人の邪魔をすることが好きではない。邪魔されるのも好きではない。
・相手と対立するぐらいであれば、自分が譲った方がいいと思うことが多い。
・仕事に携わるときはタスクや時間を細切れに与えられるのではなく、まとまった単位で与えてもらった方が動きやすい。
・頭で覚えておくより、メモをとる方が好き。(メモをとるのが苦にならない)
・考え事をするのが好き。
・無口で冷静であると周囲から見られていることが多い。
・おとなしいと思われることが多い。
・深く付き合っている人だけを友人だと思っている。
・ちょっとした知り合いは友達とは考えない。

・自分の中で友人と呼べる人が少ない。
・飲み会などは大人数より2人?4人程度でこじんまりとやる方が好き。
・初めての人に慣れ慣れしくされるのが苦手。
・人と会うのは好きだが、長い時間一緒にいるのは好きではない。
・毎日同じお店で昼食をとることは嫌いじゃない。(同じメニューでも苦にならない)
・新商品や新型タイプといったものにあまりそそられない。
・鞄の中に本、折り畳み傘をはじめ色々なものを入れていることが多い(荷物が多い)

あなたも「自分は内向型なのではないか」と思っているのであれば、当てはまることがいくつかあるのではないでしょうか?
これらをすこしまとめてみましょう。
まとめてみると以下の3つぐらいの傾向があることが分かります。

内向型人間は、
①行動よりも思考を大切にする
②広く浅くよりも狭く深くを大切にする
③変化よりも安定を大切にする
ということです。

①行動よりも思考を大切にする
会議などでは発言(行動)するより考えを整理する(思考)ことに注力します。
ですので、会議では他人の話を聞きながら自分の中で考え事をしていることが多いのです。
このため、聞く側にまわることが多くなり意見をあまり言わないことになります。
話を聞いているようで、実は話を聞いていない…これは自分の中で考え事をしているからです。
また、考えがちゃんと整理できるまではうまく発言できません。
それが意見をいうことが苦手ということにもつながるのです。

②広く浅くよりも狭く深くを大切にする
これは先ほどの思考を大切にするということも関係しています。
ひとつのことを深く深く考えることが内向型人間は好きなのです。
このため、人との付き合いも狭く深くということになります。
きちんとその人を知る(自分の中で整理がつく)までは、友人とは考えません。
場合によっては人付き合いが悪いと思われてしまうこともあります。

③変化よりも安定を大切にする
これは急激な変化ではなくゆっくりとした変化を好むということです。
前述の「毎日同じお店で昼食をとることは嫌いじゃない(同じメニューでも苦にならない)」、「新商品や新型タイプといったものにあまりそそられない」というのは、安定を大切にしているためだと思われるます。
「鞄の中に本、折り畳み傘をはじめ色々なものを入れていることが多い」というのも、必要になるかもしれないものをすべて備えておきたいという安定を大切にするひとつの現れだと思われます。
内向型人間の強みとして、「根気強い、辛抱強い」というものがあります。これは変化よりも安定を大切にする傾向が強みとなって現れたものと考えられます。(内向型人間の強みについては、別章で改めて考察します。)

では、内向型のこれらの傾向は、どのようにして生まれてくるのでしょうか。
これについては「刺激」に対する反応が関係していると思われます。
人の「刺激」に対する反応によって、内向型、外向型という傾向が生まれ、それよって考え方や行動の仕方が変わってくるのです。
これについては別章で詳しく述べます。

内向型人間の傾向について、少し分かってきたかと思います。また、自分が内向型人間なのかどうかについても少し分かってきたのではないでしょうか。(自分が内向型人間かの判断方法については別章で述べていますので参考にしてください)
このサイトを利用して、内向型の人間がどのように考え、行動していけば良いかを理解し、幸せを感じながら成功することができるようになる方法を身につけてください。

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幸せを感じる仕組み

自分の欲望を知っているか

ここまでに思考や行動から得られる刺激で自分の欲望を満たされることにより、人は幸せを感じることを説明しました。
また、思考や行動の結果、自分の欲望が満たされない場合、物足りなさや、心地悪さを感じてしまう(不幸を感じる)ことについても説明しました。

<幸せを感じるためにひつようなこと>
・自分の欲望を知る
・自分の欲望に関連づいた刺激が得られる思考や行動をとる。
・思考や行動は、ちょうど良い強さの刺激を得られる方法をとる。

つまり、自分が満たしたい欲望について把握しておかなければ、効率良く幸せを感じることはできないということになります。

あなたは、自分が満たしたい欲望を把握していますか?
そうきかれて、自信をもってYesと答えられない人は意外と多いのではないでしょうか。

なぜなら、食欲、物欲、性欲、支配欲、優越欲、名誉欲…人の欲望といわれるものはたくさんあります。(ためしにインターネットで検索してみてください)

また、欲望は感覚的なものですし、支配欲、優越欲、名誉欲など似たようなものがたくさんあるので、自分がどの欲望をどれぐらい満たしたいか…と考えてもなかなか整理がつきません。(食欲や物欲は比較的分かりやすいですが…)

では、自分が満たしたい欲望を把握するにはどうすればいいのでしょうか。
自分が満たしたい「欲望」として考えるのではなく、自分がなりたい「状態」として考えてみると分かりやすくなります。

自分がなりたい「状態」で考えることによって、自分が満たしたい「欲望」という頭の中の世界のものを現実の世界のものとして表すことができるようになります。
また、行動とも結びつけやすくなるので、自分の欲望に関連づいた刺激が得られる行動がとりやすくなるのです。

では、自分がなりたい「状態」としては、どのようなことを考えればよいのでしょうか。
当サイトでは、以下の5つの要素について考えておくことをお勧めしています。

・自分(健康)
・人間関係(家族、親戚、友人、同僚…)
・仕事・お金
・時間
・趣味・楽しみ

これは、コーチングなどの世界でアセスメントなどと呼ばれているものと似ているかも知れません。
そこではもう少し多く(8~10種ぐらい)の項目があるようですが、この5つぐらいで考えておくのが、比較的シンプルで抜けもなく扱いやすいと思います。

この5つの要素おいて自分がなりたい状態は、幸せを感じ続ける(幸せであり続ける)方法に関係してきます。
これについては、別の章で説明しますので、まずは5つの要素について自分がなりたい状態を考えてみてください。

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幸せを感じる仕組み

現在の維持と少しの成長

「人の欲望は尽きない」という章の中で、自分の尽きない欲望に応え続けていくことが、幸せを感じ続ける(幸せであり続ける)ことになるという話をしました。
また、人の尽きない欲望が、人が成長しようとするエネルギーになるという話もしました。

誰でも成長のために様々な努力をしていると思います。
どうせなら、努力した結果、幸せを感じたいものです。

ではどうすれば、幸せを感じられるような努力ができるのでしょうか。

幸せを感じられるような努力の仕方を整理するために、まずは成長するための仕組みについて考えてみたいと思います。

成長というのは、何かを身につけたり、何かを達成したりすることです。
そして、何かを身につけたり、何かを達成したりするために努力をすることになります。

① 目標となる(何かを身につけた、達成した)状態を定める。
② 今の状況と目標となる状態のギャップ(差)を確認する。
③ ギャップを埋めるために、いつまでに何をするか計画(行動)を考える。
④ 計画に沿って行動(努力)する。
⑤ 行動後の状況と目標となる状態のギャップを確認する。
⑥ 必要であれば計画を修正(起動修正)する。
⑦ 目標を達成するまで④からを繰り返す。

これが成長するための仕組み(やり方)です。

目標を定めて、計画を立てて行動する。
これは、一般的な自己啓発本でよく書かれている内容です。

ただ、成長の仕組みを使う上で、多くの人が陥ってしまうことがあります。
それは行動するという部分に注力しすぎてしまうということです。

実は、幸せを感じながら成長するためには、自分が幸せを感じること(自分の目的、テーマ)に沿った目標になっていることが大切になります。

目標の設定が悪いと、一生懸命、努力をして目標を達成しても、幸せを感じることができません。
目標は達成したけれど、なんだか物足りない…ということになってしまします。
(多くの自己啓発本では、目標を達成するという方法論だけにフォーカスしていて、幸せを感じながら…という観点が抜けている感じがします。)

また、幸せを感じながら成長するためには、行動の仕方も大切になってきます。

「不幸を感じる仕組み」の章で、行き過ぎた行動の結果から得る刺激は、幸せを感じるレベルを超えて不幸に感じてしまうことにつながる話をしました。

行動(努力)の仕方が適切(心地良いと思える程度の刺激が得られる)でないと、それはとても辛いものとなり、目標を達成しても幸せか感じられない(努力の割には、感じられる幸せが小さい)ということになってしまいます。

以上をまとめますと、幸せを感じながら成長する(努力した結果、幸せを感じる)ためには、
・自分が幸せを感じること(自分の目的、テーマ)に沿った目標を設定すること
・目標を達成するまでの行動(努力)が自分に合ったやり方(ちょうど良い刺激が得られるやり方)になっていること
が重要となるのです。

同じ行動(努力)に対して、それを辛いと感じるかどうかは人によって異なります。
しかし、辛い行動(努力)は、そううでない行動と比較して長続きしないので、目標を達成する上でマイナスであることは確かです。

実は、同じ行動(努力)に対する辛さの感じ方の違いは、外向型と内向型の違いに関係しているのですが、これについては別の章で説明します。

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自分の目的・テーマを探す

「幸せを感じながら成長する」の章で、幸せを感じながら成長する(努力した結果、幸せを感じる)ためには、自分が幸せを感じること(自分の目的、テーマ)に沿った目標を設定することが重要となるという話をしました。

では、自分の目的・テーマとは何なのでしょうか、また、どうすれば見つけることができるのでしょうか。

ここでは、自分の目的・テーマについて話をしたいと思います。

自分の目的・テーマというのは、自分が幸せ(心地良さ)を感じる考え方や、やり方のことです。

人は、自分の幸せ(心地良さ)を求める生き物ですから(気付いてはいないかも知れませんが)何かをするときに自分の目的・テーマに沿って、選択や決断を行っています。

自分の目的・テーマに沿って選択や決断を行い、行動ができたときは、幸せを感じることができる、もしくは、幸せを感じる可能性も高くなります。
(行動と幸せを感じることに関係については、「幸せを感じる仕組み」の章で説明していますので、そちらも参照ください。)

ですので、自分の目的・テーマが何かということを自分で認識しておくことは、幸せを感じるために役立つのです。

目的・テーマとはどのようなものか、少し例を挙げて考えてみましょう。

皆さんは、海賊王を目指している少年が主人公の漫画を知っていますか?

彼の目的・テーマはなんでしょうか。
私が思うに彼の目的・テーマは、「海賊王になる」ではなく「仲間のために」であると思います。

なぜなら、彼は、いつでも仲間のために戦い、仲間のことを思って決断をします。
彼にとって仲間のために行動することは、自分が幸せを感じること、つまり自分の目的・テーマであるわけです。

その自分の目的・テーマの沿った目標として「海賊王になる」ということがあるのだろうと思われます。(残念ながら真意を確認することはできませんが)

目的・テーマとはどのようなものか、イメージはつかめましたでしょうか。

繰り返しになりますが、自分の目的・テーマというのは、自分が幸せ(心地良さ)を感じる考え方や、やり方のことです。

自分の目的・テーマが何かということを自分で認識しておくことは、幸せを感じるために役立ちます。

「自分の目的・テーマはこれだ」と分かるまでには、時間が掛かるかも知れません。
見つけるために誰かの助けが必要になるかもしれません。

まずは、自分にも目的・テーマというものがあるのだということを意識することです。
しかし、自分の目的・テーマは、日々の自分の思考や行動に隠されています。

ぜひ、自分の目的・テーマを見つけ出せるよう頑張ってください。

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