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幸せを感じる仕組み

優先することを決めておく

あなたは自分が何を優先していくか決めることができていますか。

仕事に遊びに人づきあい、日常では様々な場面で選択を迫られます。
体はひとつしかないですし、時間は限られているので、何に時間をつかうのか常に選ばなければなりません。

幸せを感じる仕組みにおいて、自分は何を優先するべきか…その考え方をもっておくことは重要となります。

人は知らず知らずのうちに他人に判断をゆだねていることがあります。
誘われるがままに飲みに行ったり、頼まれるがままに仕事をしたりしてしまいます。

特に内向型の人間は人からの誘いや頼みごとを断りにくい傾向があり、流されてしまうことが多いので注意が必要です。

幸せを感じるために他にやっておくべきことがあるにも関わらず、別のことをしてしまうのです。

内向型がこのような状態に陥らないためには、自分のやるべきことと、その優先順位を決めておくことが有効です。

やるべきこととして、何を考えておけばよいのでしょうか。
すぐに思いつかない人は、ひとまず次の4点について考えておけばよいと思います。

<自分(健康)のこと>
自分の健康に気を配るということです。
意外と忘れがちですが、一番優先するべきことです。
若い人は、健康で体力もあり、無理がきくためあまり気にならないかも知れません。
しかし、体や精神など健康に不安がある状態では、何をやっても幸せを感じることができません。

<人間関係(恋人、家族、親戚、友達、同僚…)>
自分(健康)の次に優先すべきことです。
恋人、家族、親戚…といったように自分に近い関係から優先するようにするのがよいでしょう。

例えば、家族に助けが必要な状態なのに仕事や趣味を優先していたら、後で不幸に見舞われます。

しかし、自分が健康でなければ家族を助けることはできず、自分が助けられることになってしまいます。
ですので、まず自分(健康)のこと、次に人間関係(家族など)のこととなります。

<仕事・お金>
仕事がうまくいけば、お金が入ってくるので、ここではセットで考えるようにしています。
いまの社会では仕事やお金ことを最優先に考えがちですが、自分(健康)、人間関係に問題があると仕事に集中することはできません。

本当に仕事やお金を優先したいのであれば、自分(健康)や人間関係の問題を先に解決しておくべきだと思います。

<趣味・楽しみ>
趣味・楽しみに時間を使うということです。
自分(健康)、人間関係、仕事・お金のことよりも優先度をさげていますが、
これは、趣味・楽しみを持ってはいけないということではありません。
自分(健康)、人間関係、仕事・お金に問題があると、本当の意味で楽しむことはできません。
息抜きとしてはいいですが、趣味・楽しみを逃げ場としていては何も解決はできない…ということです。

優先するということは、そのことに対して多くの時間を使うということです。
1日は24時間、1年は8760時間、80年生きることができるとしたら一生は70万と800時間あります。

しかし寝ている時間、さらに幼少期、老年期を合わせた15年分ぐらいを差し引くと、自分の意思でいろいろとできる時間は38万時間ぐらいだということになります。

どの分野にどのぐらい時間を使うかはあなた次第です。

やってはいけないことは、ひとつのことだけに時間を使いすぎてしまうことです。

4つの分野の1つだけに集中しすぎてしまうと、あとで物足りなさや、不安を感じるようになってしまいます。

例えば、仕事だけに没頭して出世はできたが、気付いたら家族に見放され、仕事を辞めたら趣味もなく楽しみもない…というような話です。

(なぜ物足りなさや、不安を感じるかというと、自分の欲望がまんべんなく満たされないためなのですが、この仕組みについては、「不幸を感じる仕組み:」の章を参照してください。)

・自分(健康)のこと
・人間関係(恋人、家族、親戚、友達、同僚…)
・仕事・お金
・趣味・楽しみ

以上の4つの分野について優先度の考え方をしっかり理解し、その時の状況に合わせて、いつどのようなことにどれぐらい時間をつかうか…それをうまく自分でコントロールできるようになることが大切なのです。

優先度の考え方を理解し、自分でコントロールできるようになって、幸せを感じる、幸せを感じ続ける(幸せであり続ける)ことができるようになってください。


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幸せを感じる仕組み

充電することを忘れない

「新しいことを取り入れる」の章で、幸せを感じ続けるために新しいこと取り入れる(新しいことに挑戦する)ことは大切であるという話をしました。

また、一方で内向型の人は、新しいことを取り入れることが苦手であり、ときには苦痛になるということも話をしました。

ここでは、こういった苦手意識や苦痛を和らげるために、充電するという考え方について話をします。

内向型の人にとって、充電するというのは、自分の気持ちを整理する時間を持つということになります。

その日の出来事などについて思いをめぐらし、自分の思考や行動から得られた刺激について、なぜ、そのようなことになったのか、このあとどうすればいいか…などを自分の中で整理するのです。

整理することによって、その刺激に慣れ、受け入れることができるようになります。
充電する時間は、内向型にとって強すぎる刺激をやわらげる効果があるのです。

これによって、内向型の人は、新たな刺激に立ち向かうパワーを得ることができます。

充電のやり方は、人それぞれですが、いくつかコツがあるので紹介しておきます。

1つめは、一人きりにはならない場所で行うということです。
自分の中で考えを整理するということと矛盾するかもしれませんが、一人きりにはならない場所で充電した方がよいです。

ただこれは、誰かと一緒にやれということではありません。
例えば、自分の部屋など、自分しかいない場所ではなく、図書館やカフェなど、自分に干渉しない他人がいる場所の方がよいということです。

自分ひとりで考え事をするよりも、自分に干渉しない他人に囲まれている方が、より自分の存在を感じることができ、自分の考えの整理に集中できます。

2つめは、頭の中だけで整理しないということです。
思考からも刺激は生まれます。
頭の中だけで考え事をすると、頭の中が刺激で一杯になってしまいます。

充電をするためには、この刺激を頭の中にとどめず、外に出してあげる必要があります。

具体的なやり方としては、頭の中に浮かんだ言葉をノートや手帳に書いていくことがお勧めです。

「これはどういうことだと思う?」
「こういうことだと思うよ。」
こういった感じて、紙の上の文字と対話を繰り返していくことで、自分の中の考えを整理していきます。

文章は、支離滅裂でもかまいません。
どんどん書いて、対話を繰り返していくことによって、考えが整理されていき、最後には、「そういうことだったのだね。」と自分で自分に説明をすることができるようになります。

3つめは、結果について考えすぎないということです。
その日の出来事などについて思いをめぐらし、なぜ、そのようなことになったのか、このあとどうすればいいか…などと考えていると、これからやろうと思っていることについての結果まで想像してしまいがちです。

思考(想像)からも刺激は生まれます。
内向型は、刺激に敏感なので思考(想像)から得られる刺激だけで満足してしまい、行動にうつせなくなるという傾向があります。
(これについては、「思考から行動へ…内向型にとっての壁」の章で詳しく説明していますのでそちらも参照してください。)

充電は、内向型が新たな刺激(行動)に立ち向かうパワーを得る時間です。
くれぐれも行動の結果を考えすぎ(想像しすぎ)ないように注意してください。

これについては、2つめで話をした頭の中に浮かんだ言葉をノートや手帳に書いて、紙の上の文字と対話を繰り返していくことが、ある程度の防止になりますので試してみてください。

以上のようなことに注意して、自分なりの充電するやり方を確立し、新たなことに立ち向かうパワーを得て、幸せを感じ続けることができるようになってください。


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幸せを感じる仕組み

新しいことを取り入れる

新しいこと取り入れる(新しいことに挑戦する)ことは、幸せを感じ続けることにおいて大切なことです。

ここでは、幸せを感じ続けるためには、なぜ新しいことを取り入れる必要があるのか、内向型の人が新しいことを取り入れるときに気をつけなければならないことは何かについて話をします。

幸せを感じ続けるためには、なぜ新しいことを取り入れる必要があるのでしょうか。
それは、人の欲望が尽きないことと関係しています。

「幸せを感じる仕組み」の章で、幸せを感じるためには、
・自分の欲望を知る。
・自分の欲望に関連づいた刺激が得られる思考や行動をとる。
・思考や行動は、ちょうど良い強さの刺激を得られる方法をとる。
ことが必要になるという説明をしました。

つまり、幸せを感じ続ける(幸せであり続ける)ためには、自分の欲望に関連づいた刺激をちょうど良い強さで得ることを続けることができればよいわけです。
しかし、人の欲望は尽きないため、同じことの繰り返しでは、刺激が足りなくなってくるのです。

人は、ある欲望が満たされると他の欲がでてきます。
例えば、赤ちゃんのころは食欲、睡眠欲など生理的・本能的な欲望が主だったと思います。
しかし、大きくなるにつれて、おもちゃを欲しがる(物欲)、ゲームで勝ちたい(優越欲)と思うようになります。

大人になって、会社に勤めたとすれば、会社で出世したい(名誉欲、支配欲)と思うようになるかもしれません。

こうなると、食欲や睡眠欲が満たされただけでは幸せは感じられません。
性欲や物欲、名誉欲、征服欲…いろいろな欲望が、多かれ少なかれまんべんなく満たされていないとなんだか物足りないと思うようになってしまうのです。

このように、人の尽きない欲望は、別の欲望を満たす刺激や、より強い刺激を求めるようになっていくのです。

それに応えるのが、新しいことを取り入れるということになります。
新しいことは、新鮮な感覚を得ることができるので、その分、刺激も強いですし、別の欲望を満たす可能性も高くなります。

新しいことを取り入れるということは、その人が目標を達成して、次の段階に進むことでもあります。
つまり成長するということです。
人の尽きない欲望は、成長や進化を促すことになるという言い方もできるかも知れません。

このように幸せを感じ続けるためには、新しいことを取り入れて、成長していく必要があるのです。

では、次に内向型の人が新しいことを取り入れるときに気をつけなければならないことについて考えてみましょう。

内向型の人は、新しいことを取り入れるのが苦手です。
なぜ苦手なのかといいますと、内向型の人は、刺激に敏感であるためです。

新しいことから得られる刺激は強くなる傾向があります。

新しいことを取り入れるということは、初めての思考や行動を伴うため、成功でなく失敗という結果となる可能性の高くなることが容易に想像できます。

内向型は思考することを好むため、行動したときの結果を想像する傾向があります。
当然、失敗した時のことを想像もしてしまうでしょう。
まず、思考の段階でいつもよりも強い刺激を得ることになります。

また、思考から行動に移った段階でも、経験不足により自分ではコントロールできない予想外の結果に遭遇する可能性も高いです。
外向型の人間は、刺激に鈍感(どんかん)であるため、予想外の結果の方がちょうどよい刺激となり、それ自体を楽しむことができますが、内向型の場合はそうはいきません。

このように、新しいことから得られる刺激は、内向型にとっての幸せであるレベルを超えやすく、結果、心地悪く(不幸を)感じてしまうことになるのです。

内向型の人が新しいことを取り入れる場合には、内容を細切れにして段階的に取り入れるようにするなど、刺激が強くなり過ぎないように注意してください。


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幸せを感じる仕組み

思考から行動へ…内向型にとっての壁

「幸せを感じる仕組み」の中で、幸せを感じるのは刺激が自分の欲望を満たしたときであることを説明しました。
また、刺激を得るためには思考や行動が必要で、行動から得られる刺激の方が思考よりも多くの欲望を満たす刺激を得ることができることも説明しました。

ですから幸せを感じるためには行動をおこすことが早道なのですが、内向型人間は、行動するのが苦手な傾向があるようです。

ここでは、思考から行動へ…内向型にとっての壁について考えてみたいと思います。

内向型が行動することが苦手な理由は、内向型が刺激に敏感であるためです。
刺激に敏感である内向型は、同じ行動(同じやり方、同じこと)をしても外向型の人間より、強い刺激を受けてしまい、幸せであるレベルを超えやすいのです。
(内向型人間が刺激に敏感な理由は、「内向型を知る」の中で説明していますので、そちらを参照してください。)

また、行動から得られる刺激は強くなる傾向があります。
行動は現実(リアル)の世界で行われるため、自分ではコントロールできない、他人の行動などの外部要素が影響を及ぼし、予想外の結果になることがあります。

当然、成功だけでなく失敗という結果もあり、失敗から生まれる刺激はより強いものになります。

よって、行動から得られる刺激は、内向型にとっての幸せであるレベルを超えやすく、結果、行動することに苦手意識を持ってしまうのです。

行動することが苦手な理由はもうひとつあります。
内向型は思考することを好むため、行動したときの結果を想像してしまうのです。

思考からも刺激を得ることができます。

例えば、映画を観ているとき、気づいたらその中の主人公に自分を置き換えて観ていたということはないでしょうか。
そのようなとき、
主人公が活躍すると自分が活躍したような気分になる。
主人公が恋をすると自分が恋をしたような気分になる。
これが思考から生まれる刺激です。

これと同じで自分が行動した時の様子や結果をあれこれ想像します。
すると、想像から生まれる刺激で欲望が満たされてしまい、行動する必要ない状態になってしまうのです。

さらに内向型は刺激に敏感なので、このような状態に陥りやすいと思われます。
「あれこれ考えてやっぱりやめた」というやつです。
内向型の人はそういう経験が多いのではないでしょうか。

・内向型人間は、外向型人間よりも刺激に敏感で少ない刺激で満足しやすい。
・内向型人間は思考好きであるため、行動したときのことをあれこれ想像し、想像だけで多くの刺激を得てしまうことが多い。
・また、行動から生まれる刺激は強いことが多く、内向型にとって心地悪く感じる経験となりやすい。
・このため思考から行動にうつすことが億劫に感じてくる。

これらを繰り返すことによって、いつの間にか思考から行動にうつすことに壁をつくってしまうということになるのです。

内向型人間が行動をおこしやすくするためには、刺激を適切にコントロールしつつ、思考と行動をバランス良く取り入れていくということが大切になります。
自分の傾向などを把握して、自分にあった行動の仕方を確立してください。
当サイトでは、さまざまな行動について内向型の人に合ったやり方を紹介していきます。
ぜひ、参考にしてください。


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幸せを感じる仕組み

内向型が幸せを感じるコツ

内向型の人間が幸せを感じるためには少しコツがあります。
幸せを感じる仕組みを理解できたところで、内向型人間が幸せを感じることに焦点を当てて考えてみたいと思います。

内向型の人間も外向型の人間も幸せを感じる仕組みは同じです。
ではどこが異なるのでしょうか。

それは、刺激に対する敏感さです。
この刺激に対する敏感さの違いより、同じやり方で同じことをしても、外向型人間は幸せを感じるのに、内向型人間は幸せを感じられないといったことが起こります。

内向型人間は外向型人間よりも刺激に敏感です。(内向型人間が刺激に敏感な理由は、「内向型を知る」の中で説明していますので、そちらを参照してください。)

このため、外向型人間と比べ、思考や行動の結果から生まれた刺激が幸せと感じるレベルを超えてしまうことが多いのです。

幸せと感じるレベルを超えてしまうと、心地悪いと思ってしまうため、幸せではなく不幸を感じることになってしまいます。

内向型人間が幸せを感じるためには、刺激が強くなり過ぎないように思考や行動を工夫する必要があるのです。

思考から得られる刺激よりも、行動の結果から得られる刺激の方が強いです。
行動は現実(リアル)の世界で行われるため、自分ではコントロールできない、他人の行動などの外部要素が影響を及ぼし、予想外の結果になることがあります。

当然、成功だけでなく、失敗という結果もあり、そこから生まれる刺激はより強いものになります。

このため、刺激に弱い内向型は、行動を起こすことに慎重になってしまう場合が多いようです。

しかし、我々が生きる世界では、行動せずに自分のすべての欲望を満たすことはできません。
行動による結果が生み出す刺激は、リスクがある分、思考が生み出す刺激よりも強く、さらにより多くの欲望を満たすことにつながることが多いためです。

性欲や物欲、名誉欲、征服欲…いろいろな欲望が多かれ少なかれまんべんなく満たされていないとなんだか物足りないという状態になってしまいます。

「幸せを感じる仕組み」の章で、幸せを感じるためには、
①自分の欲望を知る。
②自分の欲望に関連づいた刺激が得られる思考や行動をとる。
③思考や行動は、ちょうど良い強さの刺激を得られる方法をとる。
ことが必要になるという説明をしました。

つまり、幸せを感じ続けるためには、②、③を継続して、
「思考や行動から生まれる刺激が、ちょうど良い強さで、自分の欲望をまんべんなく満たす状態」を保つ必要があるということです。

①については、自分が満たしたい「欲望」として考えるのではなく、自分がなりたい「状態」として考えてみると分かりやすくなるという話をしました。

また、②については、自分の目的・テーマ、目標を定めることが必要になるという話をしました。

①②については、内向型であっても外向型であっても考え方は同じです。

異なるのは③です。
内向型が幸せを感じるコツは、③で内向型に適したやり方をとることにあるのです。

内向型に適したやり方というのは、刺激を適切になるように思考や行動をコントロールするということです。
その自分なりのやり方を確立して実行していくことが、効率的に幸せを感じるために必要になるのです。

当サイトでは、さまざまな行動について内向型の人に合ったやり方を紹介しています。
ぜひ、参考にして自分にあったやり方を確立、実行し、幸せを感じ続けることができるようになってください。


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幸せを感じる仕組み

計画の必要性

目標を達成するには、計画を立てる必要があります。
ただ、計画をちゃんと立てるのは意外と難しいものです。

ここでは、計画を立てる場合に具体的にどのような点に気をつければよいのかについて話をします。

目標とは一定期間後の到達点です。(最終的な到達点として、自分の目的・テーマを目指すことになります。)
一方で計画とは目標に到達するまでの道のりを定めるものです。

「目標として何を考えるか」の章の中で、目標を立てるには、「目的」「行動」「状態」の3つの観点を意識しておくことが大切だという話をしました。

計画を立てるには、ここで出てきた「行動」、「状態」に「時間」を加えて考える必要があります。

目標を達成したときの「状態」に近づくために、どのような「行動」をどのぐらいの「時間」をかけてやるのかを考えるわけです。

目標を達成するためには、並行していくつかの行動とったり、段階的に行動を変えていったりすることが必要になる場合もあります。

目標達成までの道のりを期限から逆算して、いくつかの段階(状態)に分け、そこまでにとる行動とかける時間を決めていくわけです。

例えば、あなたが学生で「夏休みまでに車の免許を取る」という目標を立てたとします。
今が、4月初旬だとしますと7月後半から始まる夏休みまでには、約4ヵ月あることになります。

まずは、免許を取るためには、自動車学校に通わなければなりません。
ですので、最初にやることは自動車学校を探して入学するということになります。

調べた結果、誰でも1~2ヵ月で免許がとれるようであれば、夏休みに間に合わせるには、6月までに自動車学校に入学すればよいことになります。

しかし、入学金に必要となるお金が足りないことが分かりました。
どうやら、6月の入学までに10万円を追加で貯めなければならなそうです。

そのためには、バイトの日数を増やすことが必要です。
6月までは約2ヵ月、何日、日数を増やせば間にあいそうでしょうか。

また、いくつかある自動車学校のうちどれにするかも決めないといけません。
入学日の2週間前には申込を済ませる必要がありそうです...

このように目標(免許を取れた状態)に近づくために、どのような「行動」をどのぐらいの「時間」をかけてやるのか(どれぐらいの時間をかけられるのか)を考えながら、計画を立てていくわけです。

ここで、「行動」、「状態」、「時間」に加えて考えるとよいものがあります。
それは「お金」です。

計画を立てるときには、「お金」は「時間」と同じものと考えることができます。
「お金」で「時間」を買うことができるからです。

先ほどの例でいきますと、「少し料金は高いが2週間で免許が取れるコースを選択する」といったやり方です。

計画と立てるときに考える「行動」は、自分がすべてやる必要はありません。
「お金」で人にお願いするといった考え方(計画)にすることもできます。

「お金」で人にお願いして自分の時間を空けて、自分が他のことができるようにした...
つまりは、「お金」で「時間」を買ったことになります。

計画を立てるということは、「行動」、「時間」、「お金」を組み合わせ、目標に到達するまでのストーリーを考えるということなのです。

内向型の人は、考えを行動にうつすことが苦手な傾向がありますが、うまい計画を立てることにより行動することができるようになります。
計画を立てるときのコツを身につけて、行動できる内向型人間を目指してください。


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目標として何を考えるか

「幸せを感じながら成長する」の章の中で目標を立てることが必要であるという話をしました。

ただ、目標をちゃんと立てるのは意外と難しいものです。
ここでは、目標を具体的に立てる場合にどのような点に気をつければよいのかについて話をします。

目標を立てるには、「目的」「行動」「状態」の3つの観点を意識しておくことが大切になってきます。

目的とは自分のテーマのことです。
(自分のテーマについては、xxxの章で説明していますので、そちらを参照してください。)
そもそも目標は、目的までの途中の状態(道しるべ)ですので、延長線上に目的がなければ意味がありません。
目的を意識して立てないとズレた目標になってしまう恐れがあります。

例えば、「英語を毎日1時間、勉強する」といった目標を立てたとします。
このような目標を立てる人は多いと思います。
一見、これで問題ないように思えますが、何のために勉強をするのか再確認してみる必要はあります。

目的が海外留学することであったとすれば、TOEIC700点以上などといった留学の条件があるかもしれません。
この目的に沿った目標とするならば、「xx月の試験でTOEIC700点以上をとる」の方が適切になります。

2つめの行動とは、目標を達成するために具体的に何をするかということです。

具体的な行動を定めることができなければ、目標を達成することはできません。
例えば、「英語を毎日1時間、勉強する」ということが行動になります。

行動を定める際は、この例のように頻度(毎日)と時間(1時間)を明らかにしておくことが大切になります。

目標を達成するためには、並行していくつかの行動とったり、段階的に行動を変えていったりする必要もあります。
このように行動の仕方を考えることが計画を立てるということになるわけです。
(計画として何を考えるのがよいかについては、別の章で説明します。)

3つめの状態とは、目標を達成した場合、どうなっているか定めておくことを意味します。

状態を定める際は、確認可能なものにしておくのがポイントです。
目標を達成できたかどうかを後で確認できるようにする必要があるためです。

確認可能なものとしては、以下のようなものがあります。

「数値」:先ほどのTOEICの点数などはこれに該当します。

「見た目や状況」:部屋を片づける、泳げるようになるなど、誰もができたと分かることです。

「時間」:スピードです。これまで5日掛かっていた作業を3日にするといった具合です。

目標を達成したら、もう少し難しい次の目標を設定します。
これを繰り返すことにより成長していくわけです。

ここで間違えやすいことがひとつあります。
目標を変えてはいけないと考えてしまうことです。

一度定めた目標を変えてはいけないということはありません。
目的に沿ったものになっているか、行動、状態は明確になっているかを時々チェックして、必要に応じて修正することも必要です。

では、目標は、どのような分野に対して、幾つぐらい設定するのがよいのでしょうか。

当サイトでは、以下の5つの分野について目標を設定することをお勧めしています。
・自分(健康)
・人間関係(家族、親戚、友人、同僚…)
・仕事・お金
・時間
・趣味・楽しみ
の5つの分野です。

幸せを感じるためには、自分の欲望を満たす必要があります。
(この理由については、「幸せを感じる仕組み」の章を参照してください。)

これら5つの分野は、人が持っている欲望をまんべんなく満たせるようなものになっていますので、これらの目標を達成することで幸せを感じることができるわけです。
ぜひ、目標を立てるときの参考にしてください。


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ちょうど良い刺激を得る

「幸せを感じながら成長する」の章で、幸せを感じながら成長する(努力した結果、幸せを感じる)ためには、目標を達成するまでの行動(努力)が自分に合ったやり方であることが重要であるという話をしました。

自分にあったやり方というのは、幸せを感じる程度のちょうど良い刺激が得られるやり方であるということです。

ここでは、ちょうど良い刺激ということについて考えてみたいと思います。

実は、同じ行動をしても、そこから得られる刺激は人によって異なります。

その違いには、刺激に対する敏感さが関係しています。
同じことをしても刺激対する敏感さの違いより、心地良く感じる人もいれば、心地悪く感じる人もいるわけです。

これは、ボトルに入ったジュースをコップに注ぐ場面をイメージすると分かりやすいかもしれません。

ジュースが刺激だと考えてください。
いま、ボトルに入ったジュースをコップに注いでいきます。

<刺激を受けるイメージ>

ちょっとしか注いでもらえない(少ない)と不満を感じます。これは心地悪い状態です。
コップの半分ぐらいから8分目ぐらいまでの量ならいい感じ。これが心地良い状態です。
8分目を超えて注ぎ続けられるとちょっとドキドキしてきます。得した感じもあれば若干不安も感じてきます。

そして、ジュースがコップからあふれると…何やってんの!!となります。
これは心地が悪い状態です。

このように同じ行為でも、その結果の刺激の強さ(ここではジュースの量)で心地悪い状態、心地よい状態が変わってきます。
では、敏感さとは何なのでしょうか。

敏感さは、ボトルの口の大きさです。
ボトルの口の大きさでジュースが1度に出る量が変わります。

刺激に敏感な人は、刺激に鈍感な人と比べ、このボトルの口が大きいのです。

同じ行為(ボトルの傾けかた)であっても、刺激に敏感な人は短時間でコップがジュース(刺激)でいっぱいになったり、ジュース(刺激)が溢れたりするわけです。
逆に刺激に鈍(どん)感な人は、なかなかコップがジュース(刺激)で満たされない、ジュース(刺激)が足りないということになります。

これが刺激に対する敏感さの違いです。

刺激に敏感な人でもコップの大きさを変えたり、ボトルの傾け方を工夫したり、時にはストローでジュースを吸い出したりすることによって、コップがジュース(刺激)でいっぱいになる速度をコントロールできるようになります。

これが経験を積み、自分を成長させるということです。
ただし、心地の悪い状態で成長のために行動(努力)をしても長続きはしません。

自分の傾向(刺激への敏感さ)を良く理解した上で、経験を積むやり方を考えるのが、自分を成長させる上での早道になります。

これが幸せを感じる程度のちょうど良い刺激が得られるやり方であるということです。

ぜひ、幸せを感じる程度のちょうど良い刺激が得られるやり方を身につけて、幸せを感じながら成長できるようになって下さい。


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人の欲望は尽きない

幸せを感じることができても、それはずっと続くわけではありません。
むしろ、ずっと幸せであり続けることは難しいことかも知れません。

ここでは、幸せを感じ続ける(幸せであり続ける)ことが、なぜ難しいのかについて話をします。

「幸せを感じる仕組み」の章で、幸せを感じるためには、
・自分の欲望を知る。
・自分の欲望に関連づいた刺激が得られる思考や行動をとる。
・思考や行動は、ちょうど良い強さの刺激を得られる方法をとる。
ことが必要になるという説明をしました。

つまり、幸せを感じ続ける(幸せであり続ける)ためには、自分の欲望に関連づいた刺激をちょうど良い強さで得ることを続けることができればよいわけですが、それを実行するのが難しい理由があります。

それは人の欲望は尽きることがないということです。

人は、ある欲望が満たされると他の欲がでてきます。
例えば、赤ちゃんのころは食欲、睡眠欲など生理的・本能的な欲望が主だったと思います。

しかし、大きくなるにつれて、おもちゃを欲しがる(物欲)、ゲームで勝ちたいと思う(優越欲)ようになります。
大人になって、会社に勤めたとすれば、会社で出世したい(名誉欲、支配欲)と思うようになるかもしれません。

こうなると、食欲や睡眠欲が満たされただけでは幸せは感じられません。
性欲や物欲、名誉欲、征服欲…いろいろな欲望が、多かれ少なかれまんべんなく満たされていないとなんだか物足りないと思うようになってしまうのです。

また、人の尽きない欲望は、より強い刺激を求めるようになっていきます。

例えば、おいしいものを食べると、さらにおいしいものが食べたいと思うようになります。
同じことしているだけでは刺激に慣れてしまい欲望を満たせなくなってしまうのです。

幸せを感じ続ける(幸せであり続ける)ためには、より広く、より強い刺激を求めるようになる自分の欲望に応え続けていくことが必要になります。

ここまでの話だと、なんだか欲望を持つことが悪いことのように思えてきます。

しかし、そうではありません。

人の尽きない欲望が、人が成長しようとするエネルギーになるからです。
人類の進化も欲望がもたらしたと言えるかもしれません。

誰でも成長のために様々な努力をしていると思います。
どうせなら、努力した結果、幸せを感じたいものです。

そのためにも、幸せを感じる仕組みを理解して、幸せを感じられるような努力ができるようになってください。


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思考と行動から得られる刺激

「幸せを感じる仕組み」の章で、幸せや不幸を感じるのは、思考もしくは行動の結果から得る刺激が欲望を満たすからであることを説明しました。

<幸せを感じる仕組み>

では、思考や行動から得られる刺激には何か違いがあるのでしょうか。
ここでは、思考や行動から得る刺激が幸せを感じることにつながることについて、具体的な例を挙げて考えてみましょう。

まずは思考です。
何かをしたときのことを想像することで刺激が発生し、この刺激が欲望を満たしてくれる場合に幸せを感じるパターンです。

例えば、映画を観ているとき、気づいたらその中の主人公に自分を置き換えて観ていたということはないでしょうか。
そのようなとき、
主人公が活躍すると自分が活躍したような気分になる。
主人公が恋をすると自分が恋をしたような気分になる。
これが思考から生まれる刺激です。

この刺激が自分の中の知識欲であったり、名誉欲あったり、自分の中の何らかの欲を満たすと心地良さを感じます。
これが幸せを感じるということです。

人は観ていて幸せを感じた映画、つまりは自分の中の何らかの欲望を満たした映画を面白かったと思うわけです。
人によって映画の好みは分かれたりしますが、それは、映画を観たときに自分が満たしたいと思っていた欲望と関係していたりするのです。

思考が刺激を生み出し、刺激が欲望を満たし、心地よく感じる。
これが、思考から幸せを感じる仕組みの例です。

次に行動について考えてみましょう。
行動による結果から生まれる刺激を受けるパターンです。

例えば、お腹が空いて何かを食べたいと考えます。
これは思考です。
そしてお店(パスタ屋だったとしましょう)を探し、お店に入って注文、パスタを食べます。
これが行動です。

パスタを食べて、その味を感じて美味しいと思います。
これが結果であり、結果から生まれた刺激です。

この刺激は食欲という自分の中の欲望を満たします。
食欲が満たされて幸せを感じます。

行動による結果が刺激を生み出し、心地よく感じる。
これが、行動から幸せを感じる仕組みの例です。

思考と行動は独立したものではなく連動しています。
例えば、先ほどのお店が初めてお店で、すごく美味しかったとします。
今度、友達にも教えてあげようと考えたとします。

友達がと「本当、美味しい!!」と喜ぶ場面を想像したとします。
この思考は、脳内で刺激となり、知識欲や名誉欲を満たします。
このように行動から新たな思考が生まれ、その思考から行動を起こす。
それが繰り返して続いていく…思考と行動は複雑に絡み合っているのです。

では、「思考から得られる刺激」と「行動から得られる刺激」にはどのような違いがあるのでしょうか。
その違いは、刺激の強さと一度に満たされる欲望の種類の多さに違いがあると言えるかも知れません。

行動は現実(リアル)の世界で行われます。
そのため自分ではコントロールできない、他人の行動などの外部要素が影響を及ぼし、予想外の結果になることがあります。

また、食欲や物欲などリアルな世界でなければ満たせない欲望もあります。
このように行動による結果が生み出す刺激は、失敗などのリスクもある分、思考が生み出す刺激よりも強く、さらにより多くの欲望を満たすことにつながることが多いのです。

このことは、行動することが幸せに近づくためには大切であることを示しています。
昨今、行動することを題材とした自己啓発本などが多く発売されているのも、そういった意味があるのではないでしょうか。


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