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内向型を知る

内向型と外向型の違いは何か

ここでは内向型人間と外向型人間の違いについて述べていきます。

刺激に対する敏感さが違う
内向型と外向型の違いは「刺激」に対する「敏感さ」にあります。
「刺激」は何か行動を起こした結果から生まれます。
人は何か行動をすることにより何らかの「刺激」をうけることになります。

この「刺激」が強すぎる(または弱すぎる)と心地悪いと感じます。
「刺激」がちょうどよい(許容できる範囲である)と心地良く感じます。
人によって同じ「刺激」を受けても、心地よく感じるも場合もあれば、心地悪く感じる場合もあるのです。

例えばある会議の初会合に出席した場合のことを考えてみましょう。
初めて会う人、初めて聞く話、この先どうなるか分からない…といった中で、緊張や不安、好奇心、期待など様々な「刺激」が入り交じった中で会議は進んでいきます。
この時、あなたは心地悪く感じるかもしれしれませんし、逆に心地良く感じるかもしれません。

内向型人間と外向型人間では、このような会議の場面で同じ「刺激」をうけたときに、心地悪く感じるか、心地良く感じるかに違いがでてきます。
きっと内向型人間の場合は、心地悪いと感じる方が多いでしょう。
でも、外向型人間の場合は、心地良いと感じる方が多いでしょう。

内向型人間は刺激に敏感
内向型人間と外向型人間では「刺激」に対する「敏感さ」が違います。
内向型人間は、外向型人間に比べ、「刺激」に対して敏感なのです。

「刺激」に対する「敏感さ」については、ボトルに入ったジュースをコップに注ぐ場面を考えると分かりやすいかもしれません。
ジュースが「刺激」だと考えてください。
いま、ボトルに入ったジュースをコップに注いでいきます。
ちょっとしか注いでもらえない(少ない)と不満を感じます。これは心地悪い状態です。
コップの半分ぐらいから8分目ぐらいまでの量ならいい感じ。これが心地良い状態です。

8分目を超えて注ぎ続けられるとちょっとドキドキしてきます。得した感じもあれば若干不安も感じてきます。
そして、ジュースがコップからあふれると…何やってんの!!となります。心地が悪い状態です。
このようにジュース(刺激)の量で心地悪い状態、心地よい状態は変わってきます。

「敏感さ」とは何か?
では「敏感さ」とは何なのでしょうか。
「敏感さ」はコップの大きさではありません。ボトルの口の大きさなのです。
ボトルの口の大きさでジュースが1度に出る量が変わります。
内向型人間は外向型人間に比べて、このボトルの口が大きく、コップがジュース(刺激)でいっぱいになりやすいのです。これが「刺激」に対する「敏感さ」の違いです。

先ほどの会議の例に話を戻しますと、ボトルが「会議の場」でジュースが「刺激」、ボトルの口の大きさが「敏感さ(内向型か外向型かの違い)」、コップは「その人自身」ということになるでしょうか。
よって、同じ会議でも内向型か外向型では、刺激の受け方が異なり、心地良く感じるか心地悪く感じるかが異なり、得意か苦手かが異なる…ということになってくるのです。

刺激はコントロールできる
コップの大きさを変えたり、ボトルの傾け方を工夫したり、時にはストローでジュースを吸い出したりすることによって、コップがジュース(刺激)でいっぱいになる速度をコントロールできるようになります。
「敏感さ」は、内向型人間の気質であるため変えられませんが、「刺激」は自分でコントロールできるようになるのです。

これは、経験を積み、自分を成長させるということです。
経験を積み、自分を成長させることで、内向型人間でも外向型人間のように振る舞うことができるようになります。

ただし、内向型人間の傾向を良く理解した上で、経験を積むやり方を考えるのが、自分を成長させる上での早道になります。
このサイトでは、内向型人間がどのように思考し、行動していけば心地良さ(幸せ)を感じながら、効率的に成長していくことができるのかを考えていきます。


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