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幸せを感じる仕組み

自分の欲望を知っているか

ここまでに思考や行動から得られる刺激で自分の欲望を満たされることにより、人は幸せを感じることを説明しました。
また、思考や行動の結果、自分の欲望が満たされない場合、物足りなさや、心地悪さを感じてしまう(不幸を感じる)ことについても説明しました。

<幸せを感じるためにひつようなこと>
・自分の欲望を知る
・自分の欲望に関連づいた刺激が得られる思考や行動をとる。
・思考や行動は、ちょうど良い強さの刺激を得られる方法をとる。

つまり、自分が満たしたい欲望について把握しておかなければ、効率良く幸せを感じることはできないということになります。

あなたは、自分が満たしたい欲望を把握していますか?
そうきかれて、自信をもってYesと答えられない人は意外と多いのではないでしょうか。

なぜなら、食欲、物欲、性欲、支配欲、優越欲、名誉欲…人の欲望といわれるものはたくさんあります。(ためしにインターネットで検索してみてください)

また、欲望は感覚的なものですし、支配欲、優越欲、名誉欲など似たようなものがたくさんあるので、自分がどの欲望をどれぐらい満たしたいか…と考えてもなかなか整理がつきません。(食欲や物欲は比較的分かりやすいですが…)

では、自分が満たしたい欲望を把握するにはどうすればいいのでしょうか。
自分が満たしたい「欲望」として考えるのではなく、自分がなりたい「状態」として考えてみると分かりやすくなります。

自分がなりたい「状態」で考えることによって、自分が満たしたい「欲望」という頭の中の世界のものを現実の世界のものとして表すことができるようになります。
また、行動とも結びつけやすくなるので、自分の欲望に関連づいた刺激が得られる行動がとりやすくなるのです。

では、自分がなりたい「状態」としては、どのようなことを考えればよいのでしょうか。
当サイトでは、以下の5つの要素について考えておくことをお勧めしています。

・自分(健康)
・人間関係(家族、親戚、友人、同僚…)
・仕事・お金
・時間
・趣味・楽しみ

これは、コーチングなどの世界でアセスメントなどと呼ばれているものと似ているかも知れません。
そこではもう少し多く(8~10種ぐらい)の項目があるようですが、この5つぐらいで考えておくのが、比較的シンプルで抜けもなく扱いやすいと思います。

この5つの要素おいて自分がなりたい状態は、幸せを感じ続ける(幸せであり続ける)方法に関係してきます。
これについては、別の章で説明しますので、まずは5つの要素について自分がなりたい状態を考えてみてください。