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幸せを感じる仕組み

計画の必要性

目標を達成するには、計画を立てる必要があります。
ただ、計画をちゃんと立てるのは意外と難しいものです。

ここでは、計画を立てる場合に具体的にどのような点に気をつければよいのかについて話をします。

目標とは一定期間後の到達点です。(最終的な到達点として、自分の目的・テーマを目指すことになります。)
一方で計画とは目標に到達するまでの道のりを定めるものです。

「目標として何を考えるか」の章の中で、目標を立てるには、「目的」「行動」「状態」の3つの観点を意識しておくことが大切だという話をしました。

計画を立てるには、ここで出てきた「行動」、「状態」に「時間」を加えて考える必要があります。

目標を達成したときの「状態」に近づくために、どのような「行動」をどのぐらいの「時間」をかけてやるのかを考えるわけです。

目標を達成するためには、並行していくつかの行動とったり、段階的に行動を変えていったりすることが必要になる場合もあります。

目標達成までの道のりを期限から逆算して、いくつかの段階(状態)に分け、そこまでにとる行動とかける時間を決めていくわけです。

例えば、あなたが学生で「夏休みまでに車の免許を取る」という目標を立てたとします。
今が、4月初旬だとしますと7月後半から始まる夏休みまでには、約4ヵ月あることになります。

まずは、免許を取るためには、自動車学校に通わなければなりません。
ですので、最初にやることは自動車学校を探して入学するということになります。

調べた結果、誰でも1~2ヵ月で免許がとれるようであれば、夏休みに間に合わせるには、6月までに自動車学校に入学すればよいことになります。

しかし、入学金に必要となるお金が足りないことが分かりました。
どうやら、6月の入学までに10万円を追加で貯めなければならなそうです。

そのためには、バイトの日数を増やすことが必要です。
6月までは約2ヵ月、何日、日数を増やせば間にあいそうでしょうか。

また、いくつかある自動車学校のうちどれにするかも決めないといけません。
入学日の2週間前には申込を済ませる必要がありそうです...

このように目標(免許を取れた状態)に近づくために、どのような「行動」をどのぐらいの「時間」をかけてやるのか(どれぐらいの時間をかけられるのか)を考えながら、計画を立てていくわけです。

ここで、「行動」、「状態」、「時間」に加えて考えるとよいものがあります。
それは「お金」です。

計画を立てるときには、「お金」は「時間」と同じものと考えることができます。
「お金」で「時間」を買うことができるからです。

先ほどの例でいきますと、「少し料金は高いが2週間で免許が取れるコースを選択する」といったやり方です。

計画と立てるときに考える「行動」は、自分がすべてやる必要はありません。
「お金」で人にお願いするといった考え方(計画)にすることもできます。

「お金」で人にお願いして自分の時間を空けて、自分が他のことができるようにした...
つまりは、「お金」で「時間」を買ったことになります。

計画を立てるということは、「行動」、「時間」、「お金」を組み合わせ、目標に到達するまでのストーリーを考えるということなのです。

内向型の人は、考えを行動にうつすことが苦手な傾向がありますが、うまい計画を立てることにより行動することができるようになります。
計画を立てるときのコツを身につけて、行動できる内向型人間を目指してください。


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幸せを感じる仕組み

目標として何を考えるか

「幸せを感じながら成長する」の章の中で目標を立てることが必要であるという話をしました。

ただ、目標をちゃんと立てるのは意外と難しいものです。
ここでは、目標を具体的に立てる場合にどのような点に気をつければよいのかについて話をします。

目標を立てるには、「目的」「行動」「状態」の3つの観点を意識しておくことが大切になってきます。

目的とは自分のテーマのことです。
(自分のテーマについては、xxxの章で説明していますので、そちらを参照してください。)
そもそも目標は、目的までの途中の状態(道しるべ)ですので、延長線上に目的がなければ意味がありません。
目的を意識して立てないとズレた目標になってしまう恐れがあります。

例えば、「英語を毎日1時間、勉強する」といった目標を立てたとします。
このような目標を立てる人は多いと思います。
一見、これで問題ないように思えますが、何のために勉強をするのか再確認してみる必要はあります。

目的が海外留学することであったとすれば、TOEIC700点以上などといった留学の条件があるかもしれません。
この目的に沿った目標とするならば、「xx月の試験でTOEIC700点以上をとる」の方が適切になります。

2つめの行動とは、目標を達成するために具体的に何をするかということです。

具体的な行動を定めることができなければ、目標を達成することはできません。
例えば、「英語を毎日1時間、勉強する」ということが行動になります。

行動を定める際は、この例のように頻度(毎日)と時間(1時間)を明らかにしておくことが大切になります。

目標を達成するためには、並行していくつかの行動とったり、段階的に行動を変えていったりする必要もあります。
このように行動の仕方を考えることが計画を立てるということになるわけです。
(計画として何を考えるのがよいかについては、別の章で説明します。)

3つめの状態とは、目標を達成した場合、どうなっているか定めておくことを意味します。

状態を定める際は、確認可能なものにしておくのがポイントです。
目標を達成できたかどうかを後で確認できるようにする必要があるためです。

確認可能なものとしては、以下のようなものがあります。

「数値」:先ほどのTOEICの点数などはこれに該当します。

「見た目や状況」:部屋を片づける、泳げるようになるなど、誰もができたと分かることです。

「時間」:スピードです。これまで5日掛かっていた作業を3日にするといった具合です。

目標を達成したら、もう少し難しい次の目標を設定します。
これを繰り返すことにより成長していくわけです。

ここで間違えやすいことがひとつあります。
目標を変えてはいけないと考えてしまうことです。

一度定めた目標を変えてはいけないということはありません。
目的に沿ったものになっているか、行動、状態は明確になっているかを時々チェックして、必要に応じて修正することも必要です。

では、目標は、どのような分野に対して、幾つぐらい設定するのがよいのでしょうか。

当サイトでは、以下の5つの分野について目標を設定することをお勧めしています。
・自分(健康)
・人間関係(家族、親戚、友人、同僚…)
・仕事・お金
・時間
・趣味・楽しみ
の5つの分野です。

幸せを感じるためには、自分の欲望を満たす必要があります。
(この理由については、「幸せを感じる仕組み」の章を参照してください。)

これら5つの分野は、人が持っている欲望をまんべんなく満たせるようなものになっていますので、これらの目標を達成することで幸せを感じることができるわけです。
ぜひ、目標を立てるときの参考にしてください。


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幸せを感じる仕組み

ちょうど良い刺激を得る

「幸せを感じながら成長する」の章で、幸せを感じながら成長する(努力した結果、幸せを感じる)ためには、目標を達成するまでの行動(努力)が自分に合ったやり方であることが重要であるという話をしました。

自分にあったやり方というのは、幸せを感じる程度のちょうど良い刺激が得られるやり方であるということです。

ここでは、ちょうど良い刺激ということについて考えてみたいと思います。

実は、同じ行動をしても、そこから得られる刺激は人によって異なります。

その違いには、刺激に対する敏感さが関係しています。
同じことをしても刺激対する敏感さの違いより、心地良く感じる人もいれば、心地悪く感じる人もいるわけです。

これは、ボトルに入ったジュースをコップに注ぐ場面をイメージすると分かりやすいかもしれません。

ジュースが刺激だと考えてください。
いま、ボトルに入ったジュースをコップに注いでいきます。

<刺激を受けるイメージ>

ちょっとしか注いでもらえない(少ない)と不満を感じます。これは心地悪い状態です。
コップの半分ぐらいから8分目ぐらいまでの量ならいい感じ。これが心地良い状態です。
8分目を超えて注ぎ続けられるとちょっとドキドキしてきます。得した感じもあれば若干不安も感じてきます。

そして、ジュースがコップからあふれると…何やってんの!!となります。
これは心地が悪い状態です。

このように同じ行為でも、その結果の刺激の強さ(ここではジュースの量)で心地悪い状態、心地よい状態が変わってきます。
では、敏感さとは何なのでしょうか。

敏感さは、ボトルの口の大きさです。
ボトルの口の大きさでジュースが1度に出る量が変わります。

刺激に敏感な人は、刺激に鈍感な人と比べ、このボトルの口が大きいのです。

同じ行為(ボトルの傾けかた)であっても、刺激に敏感な人は短時間でコップがジュース(刺激)でいっぱいになったり、ジュース(刺激)が溢れたりするわけです。
逆に刺激に鈍(どん)感な人は、なかなかコップがジュース(刺激)で満たされない、ジュース(刺激)が足りないということになります。

これが刺激に対する敏感さの違いです。

刺激に敏感な人でもコップの大きさを変えたり、ボトルの傾け方を工夫したり、時にはストローでジュースを吸い出したりすることによって、コップがジュース(刺激)でいっぱいになる速度をコントロールできるようになります。

これが経験を積み、自分を成長させるということです。
ただし、心地の悪い状態で成長のために行動(努力)をしても長続きはしません。

自分の傾向(刺激への敏感さ)を良く理解した上で、経験を積むやり方を考えるのが、自分を成長させる上での早道になります。

これが幸せを感じる程度のちょうど良い刺激が得られるやり方であるということです。

ぜひ、幸せを感じる程度のちょうど良い刺激が得られるやり方を身につけて、幸せを感じながら成長できるようになって下さい。


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幸せを感じる仕組み

人の欲望は尽きない

幸せを感じることができても、それはずっと続くわけではありません。
むしろ、ずっと幸せであり続けることは難しいことかも知れません。

ここでは、幸せを感じ続ける(幸せであり続ける)ことが、なぜ難しいのかについて話をします。

「幸せを感じる仕組み」の章で、幸せを感じるためには、
・自分の欲望を知る。
・自分の欲望に関連づいた刺激が得られる思考や行動をとる。
・思考や行動は、ちょうど良い強さの刺激を得られる方法をとる。
ことが必要になるという説明をしました。

つまり、幸せを感じ続ける(幸せであり続ける)ためには、自分の欲望に関連づいた刺激をちょうど良い強さで得ることを続けることができればよいわけですが、それを実行するのが難しい理由があります。

それは人の欲望は尽きることがないということです。

人は、ある欲望が満たされると他の欲がでてきます。
例えば、赤ちゃんのころは食欲、睡眠欲など生理的・本能的な欲望が主だったと思います。

しかし、大きくなるにつれて、おもちゃを欲しがる(物欲)、ゲームで勝ちたいと思う(優越欲)ようになります。
大人になって、会社に勤めたとすれば、会社で出世したい(名誉欲、支配欲)と思うようになるかもしれません。

こうなると、食欲や睡眠欲が満たされただけでは幸せは感じられません。
性欲や物欲、名誉欲、征服欲…いろいろな欲望が、多かれ少なかれまんべんなく満たされていないとなんだか物足りないと思うようになってしまうのです。

また、人の尽きない欲望は、より強い刺激を求めるようになっていきます。

例えば、おいしいものを食べると、さらにおいしいものが食べたいと思うようになります。
同じことしているだけでは刺激に慣れてしまい欲望を満たせなくなってしまうのです。

幸せを感じ続ける(幸せであり続ける)ためには、より広く、より強い刺激を求めるようになる自分の欲望に応え続けていくことが必要になります。

ここまでの話だと、なんだか欲望を持つことが悪いことのように思えてきます。

しかし、そうではありません。

人の尽きない欲望が、人が成長しようとするエネルギーになるからです。
人類の進化も欲望がもたらしたと言えるかもしれません。

誰でも成長のために様々な努力をしていると思います。
どうせなら、努力した結果、幸せを感じたいものです。

そのためにも、幸せを感じる仕組みを理解して、幸せを感じられるような努力ができるようになってください。


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幸せを感じる仕組み

思考と行動から得られる刺激

「幸せを感じる仕組み」の章で、幸せや不幸を感じるのは、思考もしくは行動の結果から得る刺激が欲望を満たすからであることを説明しました。

<幸せを感じる仕組み>

では、思考や行動から得られる刺激には何か違いがあるのでしょうか。
ここでは、思考や行動から得る刺激が幸せを感じることにつながることについて、具体的な例を挙げて考えてみましょう。

まずは思考です。
何かをしたときのことを想像することで刺激が発生し、この刺激が欲望を満たしてくれる場合に幸せを感じるパターンです。

例えば、映画を観ているとき、気づいたらその中の主人公に自分を置き換えて観ていたということはないでしょうか。
そのようなとき、
主人公が活躍すると自分が活躍したような気分になる。
主人公が恋をすると自分が恋をしたような気分になる。
これが思考から生まれる刺激です。

この刺激が自分の中の知識欲であったり、名誉欲あったり、自分の中の何らかの欲を満たすと心地良さを感じます。
これが幸せを感じるということです。

人は観ていて幸せを感じた映画、つまりは自分の中の何らかの欲望を満たした映画を面白かったと思うわけです。
人によって映画の好みは分かれたりしますが、それは、映画を観たときに自分が満たしたいと思っていた欲望と関係していたりするのです。

思考が刺激を生み出し、刺激が欲望を満たし、心地よく感じる。
これが、思考から幸せを感じる仕組みの例です。

次に行動について考えてみましょう。
行動による結果から生まれる刺激を受けるパターンです。

例えば、お腹が空いて何かを食べたいと考えます。
これは思考です。
そしてお店(パスタ屋だったとしましょう)を探し、お店に入って注文、パスタを食べます。
これが行動です。

パスタを食べて、その味を感じて美味しいと思います。
これが結果であり、結果から生まれた刺激です。

この刺激は食欲という自分の中の欲望を満たします。
食欲が満たされて幸せを感じます。

行動による結果が刺激を生み出し、心地よく感じる。
これが、行動から幸せを感じる仕組みの例です。

思考と行動は独立したものではなく連動しています。
例えば、先ほどのお店が初めてお店で、すごく美味しかったとします。
今度、友達にも教えてあげようと考えたとします。

友達がと「本当、美味しい!!」と喜ぶ場面を想像したとします。
この思考は、脳内で刺激となり、知識欲や名誉欲を満たします。
このように行動から新たな思考が生まれ、その思考から行動を起こす。
それが繰り返して続いていく…思考と行動は複雑に絡み合っているのです。

では、「思考から得られる刺激」と「行動から得られる刺激」にはどのような違いがあるのでしょうか。
その違いは、刺激の強さと一度に満たされる欲望の種類の多さに違いがあると言えるかも知れません。

行動は現実(リアル)の世界で行われます。
そのため自分ではコントロールできない、他人の行動などの外部要素が影響を及ぼし、予想外の結果になることがあります。

また、食欲や物欲などリアルな世界でなければ満たせない欲望もあります。
このように行動による結果が生み出す刺激は、失敗などのリスクもある分、思考が生み出す刺激よりも強く、さらにより多くの欲望を満たすことにつながることが多いのです。

このことは、行動することが幸せに近づくためには大切であることを示しています。
昨今、行動することを題材とした自己啓発本などが多く発売されているのも、そういった意味があるのではないでしょうか。


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幸せを感じる仕組み

不幸を感じる仕組み


ここまでに幸せを感じる仕組みについて説明をしてきましたが、逆に不幸を感じる仕組みはどうなっているのでしょうか?(不幸を感じる仕組みを知っておくことは、不幸を避けるために役に立つはずです。)

不幸は幸せの裏返しなので、仕組みは同じです。
ただ、ほんの少しの違いで幸せは不幸に変わってしまうのです。

その少しの違いとは何なのでしょうか。
それには刺激と欲望が関係する2つのケースが考えられます。

ひとつめは、自分の欲望に関連づいた刺激を得ることができないケースです。
例えば、今、巷で一番人気のデザートを食べに行った場合で考えてみましょう。

あなたは、当然、一番人気のデザートがお目当てです。
まだ、あなたの周りの友達は誰も食べたことはなく、きっと友達からも羨ましがられることでしょう。
お腹もすいていましたので、ランチを頼み、そのデザートも頼みました。
しかし、あいにく今日はオーブンの調子が悪く、一番人気のデザートは食べられませんでした。
ランチはすごく美味しく、量的にも値段的にも大満足でしたが、なんだか物足りない状態です。
これはなんなのでしょうか?

食欲は満たされましたが、一番人気のデザートが食べられなかったことで、友達から羨ましがられるという優越感や名誉欲が満たされなかったということです。

このように、刺激で満たされた欲望と自分の欲望(この場合は食欲よりも優越や名誉欲)にズレが生じると物足りなさや心地悪さを感じてしまいます。

また、食欲だけでなく優越感や名誉欲というように、まんべんなく欲望が満たされない場合も物足りなさや心地悪さを感じることになります。

もうひとつのケースは、ちょうど良い刺激を得られないという場合です。
この例は簡単で、気持ち悪くなるまで食べ過ぎてしまったというケースです。
行き過ぎた行動の結果から得る刺激は、幸せを感じるレベルを超えて不幸に感じてしまうのです。

また、人間の欲望はつきることがありません。
同じことしているだけでは刺激に慣れてしまい欲望を満たせなくなってきます。
これも、ちょうど良い刺激を得られないということにつながるのかも知れません。

<不幸を感じるケース>

思考や行動の結果から生まれた刺激が、自分の欲望をうまく満たさなかった、刺激が強すぎた(もしくは弱すぎた)ガッカリな結果・・・これが不幸を感じるということです。


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幸せを感じる仕組み

幸せを感じる仕組み

ここでは幸せを感じる仕組みについて話をします。

あなたは幸せになりたいと考えたことがありますか?
幸せというものは、目で見たり、手で触れたりできるものではなく心で感じるものです。
ですので、幸せになるということは幸せを感じるようになるということだとも言えるかもしれません。

では、どうすれば幸せを感じることができるのか、幸せを感じる仕組みについて考えたことはありますか?
様々の事象や物事に仕組みがあるのと同様に幸せを感じることにも仕組みがあります。

効率よく何かを成し遂げるためには、適切なやり方を知っておく必要があります。
仕組みを知っておかないと無駄な努力をしてしまうことになります。

これと同じで、効率よく幸せを感じるためには、幸せを感じる仕組みを理解しておく必要があるのです。
しかし現実は、幸せを感じる仕組みを理解することなく、幸せになろうと努力をしている人が多いではないでしょうか。

幸せを感じる仕組みを以下に示します。
実は複雑ではなく仕組みは簡単です。

<幸せを感じる仕組み>

幸せを感じる仕組みとしては、内側の部分と外側の部分があります。

まず内側の部分について説明します。
内側の部分というのは、頭で考えたり、感じたりする部分です。
頭の中で処理している部分と思えばいいでしょう。
人は何かをするとき、まず頭の中で考えます。
何をするか考え、どうやるかを考えます。
これが思考です。

思考するとその結果、頭の中で様々な刺激が発生します。
何かをしたときのことを想像することで刺激が発生するのです。
この刺激が欲望を満たしてくれる場合に幸せを感じます。
これが幸せを感じる仕組みの1つめのパターンです。

次に外側の部分について説明します。
外側の部分というのは、実際に何かをする部分です。
何かをすることで、その結果を得ることができます。
これが行動です。

行動した結果から様々な刺激を得ることができます。
何かを食べればお腹がいっぱいになりますし、一生懸命に勉強をすれば試験で良い点数がとれ、皆から尊敬されるかもしれません。
このような行動による結果から刺激が発生するのです。
この刺激が自分の欲望を満たしてくれる場合に幸せを感じます。
これが幸せを感じる仕組みの2つめのパターンです。

以上のように、幸せを感じるためには思考もしくは行動から刺激を得ることが必要となりますが、ここで大切なのは、その刺激が自分の欲望を満たしてくれること、刺激の強さが適切であることです。

刺激が欲望を満たすためには、その刺激が自分の欲望(欲していること)に関連付いたものであることが必要となります。
例えば、食欲という欲望(お腹がすいている)を満たしてくれるのは、何かを食べるという行動から生まれる刺激になります。(食欲を満たしたいのに何かを食べることができなければ幸せを感じることができませんよね。)
これが欲望に関連付いた刺激ということです。

また、刺激の強さは適切である必要があります。
例えば、さきほどの食欲の話であれば、腹八分目(「もう少し食べたいなぐらいな」と思うぐらい)でやめておくことが必要で、苦しくなるまで食べ過ぎてしまうと幸せではなくなってしまいます。
これが、刺激の強さが適切であるということです。

まとめますと、幸せを感じるためには、
・自分の欲望を知る
・自分の欲望に関連づいた刺激が得られる思考や行動をとる。
・思考や行動は、ちょうど良い強さの刺激を得られる方法をとる。
ことが必要ということになります。

これらがどうやったら出来るようになるかについては、別の章で説明をしていますので、そちらも参考にしてください。


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内向型を知る

内向型 vs 外向型

人間は行動などの傾向により、内向型と外向型の大きく2つに分類できると言われています。
内向型の人間と外向型の人間は、同じ世界に存在しながら全く違う世界で生きています。
内向型の人間と外向型の人間では、物事に関する感じ方や考え方、得意なことが異なるため、同じように幸せを目指すにしても同じ方法が適しているとは限らないのです。

いまの世の中は、なにかと外向型の人間が有利となる社会になっていると思います。
しかしこれは、外向型の人間が成功しやすいということではありません。
成功するかどうかはそのやり方にかかっています。

内向型の人間も内向型の人間にあったやり方で物事を考え、行動していけば、幸せを感じながら成功することができるのです。

ただ先ほどもいった通り、現在の世の中は外向型の人間に有利な社会です。
世の中にあふれている自己啓発の本やセミナーについても外向型の人間向けになっているのです。
例えば、あなたが内向型の人間だったとしたら、これらを参考にしても役には立ちますがつらい努力を強いられることになるでしょう。

ですから、まずはこのサイトで内向型というものを理解し、自分が内向型人間なのかどうかを知ってください。
そして、内向型の人間がどのように考え、行動していけば、幸せを感じながら成功することができるようになる方法を身につけてください。


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内向型を知る

内向型は不利なのか?

現在、会社などでは成果主義が普通になっています。

成果主義という仕組みは内向型人間にはとって、若干、不利に働くかもしれません。
成果をアピールしたり、意見したり、周りに対して主張する必要があるためです。

内向型人間は対立を避ける傾向があるので、周りに対して主張するのが苦手です。

しかし、長期的にみれば内向型の方が成果をあげると思われます。
内向型人間は、地道に少しずつ、コツコツと進めることが得意なので、時間はかかるが、大きな成功を収めることができるからです。

これと比べて、外向型人間は、短期間であきらめ、次のことに移る傾向があります。
このため、外向型人間の成功は短期的なものが多いのかもしれません。

世の中には、移り変わりの激しい部分と少しずつ変わっていく部分があります。

例えば、芸能界などの世界は、ブームなどに左右され今年はやったものが来年も続くとは限りません。
そのため、次々に新しいものを投入する必要がある世界です。
ここでは外向型人間の方が活躍できるでしょう。

例えば、研究などの世界は、結果がでるまでに時間がかかる世界です。
このような世界では、重要なのは慎重に研究テーマを選ぶことと結果がでるまであきらめずに継続するということになります。
ここでは内向型人間の方が活躍できるでしょう、

このように、内向型、外向型の特徴がそれぞれ生かせる世界があるのです。

最近は起業する人も多くなってきましたが、それでも会社勤めをする人が大半です。
会社が成果主義を採用し、成果のアピールなどが必要である以上、内向型人間が不利な場面はこれからも多くなるでしょう。

そのような中で、内向型人間が自分の気質を隠して外向的に振る舞うのもいいですが、それは苦しいことになります。
できるならば、心地よさ(幸せ)を感じながら、評価もされたいところです。

そのためには、内向型人間の傾向を知り、どのようにすれば心地よさ(幸せ)を感じるのかを理解し、心地よさを感じるやり方を取り入れながら成長していく方法を知る必要があります。
当サイトでは、内向型人間がどのように思考し、行動していけば、心地良さ(幸せ)を感じながら、効率的に成長していくことができるのかを説明しています。
ぜひ参考にしてください。


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内向型を知る

内向型は誤解されやすい?

もし、あなたが内向型人間であるとしたら、誤解されているなと感じることはないでしょうか。
ここでは内向型人間が周りから受けやすい誤解について考えてみたいと思います。

これらの誤解は、何らかの形で内向型人間のコンプレックスになっていることが多いです。
ですので、なぜ誤解を受けるようなことになるのかを理解できれば、それが弱みではなく、強みであることに気付くことができます。

(例1) 人付き合いが悪いと思われる

・ひとりで何かするのが好き。
・ちょっとした知り合いは友達とは考えない。
・自分の中で友人と呼べる人が少ない。(と思っている)
・飲み会などは大人数より2人?4人程度でこじんまりとやる方が好き。
・初めての人に慣れ慣れしくされるのが苦手。 … など

こういった傾向から、内向型人間は、人付き合いが悪いと思われることが多いようです。

人は、ある行動において自分の刺激の許容範囲を超えた状態になると、その行動に対して心地悪さを感じるようになります。

内向型人間は、人と接する際に外向型人間と比べて強い刺激を受けるため、刺激の許容範囲を超えやすいのです。

このため内向型人間は、外向型人間よりも人と接する時間や回数を減らそうとする場合があります。
内向型人間が、刺激の許容範囲を超えないように人と接する時間や回数を減そうとする行動が、人付き合いが悪いというようにとられてしまうようです。

自分が心地よいと感じる状態で人と接しなければ、親身になって話を聞いたり、話をしたりはできないので相手に失礼になります。
ですので、内向型のあなたが人と接する時間や回数を減そうとする行動は、相手のためを思った行動なのです。

ですので、決して、内向型人間は、人付き合いが悪いのではありません。
むしろ人付き合いが悪いと誤解されてしまう行動は、人の気持ちがわかる、人の気持ちを分かろうとするという内向型人間の強みでもあります。

(例2) 自分の意見を言わない

・会議などで聞き役にまわる、おとなしい
・あまり自分から意見はしないことが多い
・皆の意見に合わせることが多い

こういった傾向があることから、内向型人間は、あまり自分から話をしない、意見を言うのが苦手と思われることが多いようです。

人は、他人の話を聞きながら、自分のよく使う言葉に置き換えたり、自分の過去の経験に照らし合わせたりして、話の内容を理解していきます。
そして、理解した内容をもとに自分の意見を考えたり、話したりするのです。

これは、頭の中で意識せずに行われていることです。
内向型人間は、考え事をする時に使う頭の中の処理経路が長いため、外向型人間よりもより長い時間をかけて、より深く相手の発言の内容を理解しようとします。
(頭の中の処理経路の長さの話については、「内向型は気質なのか?」の章を参照してください)

また、自分の意見を言う場合にも、意見をいったときの相手の反応、その反応に対する自分の対応…といったように先読みをして、どのような意見をすべきかを考えます。
内向型人間は、処理経路が長くじっくり考えるため、意見を言う回数が少なくなったり、意見を言うまでに時間が掛かったりしてしまいます。

このような内向型人間のより深く考えようとする行動が、意見を言うのが苦手というようにとられてしまうのです。
しかしこれは、相手の話を正しく理解しよう、相手の話に対して正しいことを意見しようという気持ちの表れであり、内向型人間の強みでもあるのです。

(例3) 行動が苦手、遅い

・話をする、行動する前に考えてしまうことが多い
・急かされるのが好きではない
・行動するより考え事をするのが好き

こういった傾向があることから、内向型人間は、行動が苦手、遅いと思われることが多いようです。

通常、行動は何かを成し遂げるために行います。
逆にいうと、何かを成し遂げるために適切な行動をとる必要があります。
ですので、行動を起こす前にある程度の段取りを考える必要があります。

人は、この段取りを考えるときに自分の過去の経験などを参考にします。
内向型人間は、考え事をする時に使う頭の中の処理経路が長いため、外向型人間よりもより長い時間をかけて、より深く過去の経験などを掘り起こします。

また、その行動をとった結果も想像し、うまくいくかどうかを頭の中で検証し、どのような行動をすべきか考えます。
このため内向型人間は、外向型人間よりも行動を起こすまでに時間が掛かることが多くなりがちです。

このような内向型人間のより深く考えようとする行動が、行動が苦手、遅いというようにとられてしまうのです。
しかしこれは、無駄な行動や失敗をしない可能性を高めるということであり、内向型人間の強みでもあります。

これらの例のように内向型人間は、その強みによって周りから誤解を受けることがあるかも知れません。

しかし、内向型人間のことを人付き合いが悪い、意見を言うのが苦手、行動するのが苦手、遅いなどと感じるのは、逆のタイプの人間(きっとその人は外向型人間)だけでしょう。
むしろ、内向型人間の強みの表れなので、気にする必要はありません。


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