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幸せを感じる仕組み

優先することを決めておく

あなたは自分が何を優先していくか決めることができていますか。

仕事に遊びに人づきあい、日常では様々な場面で選択を迫られます。
体はひとつしかないですし、時間は限られているので、何に時間をつかうのか常に選ばなければなりません。

幸せを感じる仕組みにおいて、自分は何を優先するべきか…その考え方をもっておくことは重要となります。

人は知らず知らずのうちに他人に判断をゆだねていることがあります。
誘われるがままに飲みに行ったり、頼まれるがままに仕事をしたりしてしまいます。

特に内向型の人間は人からの誘いや頼みごとを断りにくい傾向があり、流されてしまうことが多いので注意が必要です。

幸せを感じるために他にやっておくべきことがあるにも関わらず、別のことをしてしまうのです。

内向型がこのような状態に陥らないためには、自分のやるべきことと、その優先順位を決めておくことが有効です。

やるべきこととして、何を考えておけばよいのでしょうか。
すぐに思いつかない人は、ひとまず次の4点について考えておけばよいと思います。

<自分(健康)のこと>
自分の健康に気を配るということです。
意外と忘れがちですが、一番優先するべきことです。
若い人は、健康で体力もあり、無理がきくためあまり気にならないかも知れません。
しかし、体や精神など健康に不安がある状態では、何をやっても幸せを感じることができません。

<人間関係(恋人、家族、親戚、友達、同僚…)>
自分(健康)の次に優先すべきことです。
恋人、家族、親戚…といったように自分に近い関係から優先するようにするのがよいでしょう。

例えば、家族に助けが必要な状態なのに仕事や趣味を優先していたら、後で不幸に見舞われます。

しかし、自分が健康でなければ家族を助けることはできず、自分が助けられることになってしまいます。
ですので、まず自分(健康)のこと、次に人間関係(家族など)のこととなります。

<仕事・お金>
仕事がうまくいけば、お金が入ってくるので、ここではセットで考えるようにしています。
いまの社会では仕事やお金ことを最優先に考えがちですが、自分(健康)、人間関係に問題があると仕事に集中することはできません。

本当に仕事やお金を優先したいのであれば、自分(健康)や人間関係の問題を先に解決しておくべきだと思います。

<趣味・楽しみ>
趣味・楽しみに時間を使うということです。
自分(健康)、人間関係、仕事・お金のことよりも優先度をさげていますが、
これは、趣味・楽しみを持ってはいけないということではありません。
自分(健康)、人間関係、仕事・お金に問題があると、本当の意味で楽しむことはできません。
息抜きとしてはいいですが、趣味・楽しみを逃げ場としていては何も解決はできない…ということです。

優先するということは、そのことに対して多くの時間を使うということです。
1日は24時間、1年は8760時間、80年生きることができるとしたら一生は70万と800時間あります。

しかし寝ている時間、さらに幼少期、老年期を合わせた15年分ぐらいを差し引くと、自分の意思でいろいろとできる時間は38万時間ぐらいだということになります。

どの分野にどのぐらい時間を使うかはあなた次第です。

やってはいけないことは、ひとつのことだけに時間を使いすぎてしまうことです。

4つの分野の1つだけに集中しすぎてしまうと、あとで物足りなさや、不安を感じるようになってしまいます。

例えば、仕事だけに没頭して出世はできたが、気付いたら家族に見放され、仕事を辞めたら趣味もなく楽しみもない…というような話です。

(なぜ物足りなさや、不安を感じるかというと、自分の欲望がまんべんなく満たされないためなのですが、この仕組みについては、「不幸を感じる仕組み:」の章を参照してください。)

・自分(健康)のこと
・人間関係(恋人、家族、親戚、友達、同僚…)
・仕事・お金
・趣味・楽しみ

以上の4つの分野について優先度の考え方をしっかり理解し、その時の状況に合わせて、いつどのようなことにどれぐらい時間をつかうか…それをうまく自分でコントロールできるようになることが大切なのです。

優先度の考え方を理解し、自分でコントロールできるようになって、幸せを感じる、幸せを感じ続ける(幸せであり続ける)ことができるようになってください。


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