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幸せを感じる仕組み

内向型が幸せを感じるコツ

内向型の人間が幸せを感じるためには少しコツがあります。
幸せを感じる仕組みを理解できたところで、内向型人間が幸せを感じることに焦点を当てて考えてみたいと思います。

内向型の人間も外向型の人間も幸せを感じる仕組みは同じです。
ではどこが異なるのでしょうか。

それは、刺激に対する敏感さです。
この刺激に対する敏感さの違いより、同じやり方で同じことをしても、外向型人間は幸せを感じるのに、内向型人間は幸せを感じられないといったことが起こります。

内向型人間は外向型人間よりも刺激に敏感です。(内向型人間が刺激に敏感な理由は、「内向型を知る」の中で説明していますので、そちらを参照してください。)

このため、外向型人間と比べ、思考や行動の結果から生まれた刺激が幸せと感じるレベルを超えてしまうことが多いのです。

幸せと感じるレベルを超えてしまうと、心地悪いと思ってしまうため、幸せではなく不幸を感じることになってしまいます。

内向型人間が幸せを感じるためには、刺激が強くなり過ぎないように思考や行動を工夫する必要があるのです。

思考から得られる刺激よりも、行動の結果から得られる刺激の方が強いです。
行動は現実(リアル)の世界で行われるため、自分ではコントロールできない、他人の行動などの外部要素が影響を及ぼし、予想外の結果になることがあります。

当然、成功だけでなく、失敗という結果もあり、そこから生まれる刺激はより強いものになります。

このため、刺激に弱い内向型は、行動を起こすことに慎重になってしまう場合が多いようです。

しかし、我々が生きる世界では、行動せずに自分のすべての欲望を満たすことはできません。
行動による結果が生み出す刺激は、リスクがある分、思考が生み出す刺激よりも強く、さらにより多くの欲望を満たすことにつながることが多いためです。

性欲や物欲、名誉欲、征服欲…いろいろな欲望が多かれ少なかれまんべんなく満たされていないとなんだか物足りないという状態になってしまいます。

「幸せを感じる仕組み」の章で、幸せを感じるためには、
①自分の欲望を知る。
②自分の欲望に関連づいた刺激が得られる思考や行動をとる。
③思考や行動は、ちょうど良い強さの刺激を得られる方法をとる。
ことが必要になるという説明をしました。

つまり、幸せを感じ続けるためには、②、③を継続して、
「思考や行動から生まれる刺激が、ちょうど良い強さで、自分の欲望をまんべんなく満たす状態」を保つ必要があるということです。

①については、自分が満たしたい「欲望」として考えるのではなく、自分がなりたい「状態」として考えてみると分かりやすくなるという話をしました。

また、②については、自分の目的・テーマ、目標を定めることが必要になるという話をしました。

①②については、内向型であっても外向型であっても考え方は同じです。

異なるのは③です。
内向型が幸せを感じるコツは、③で内向型に適したやり方をとることにあるのです。

内向型に適したやり方というのは、刺激を適切になるように思考や行動をコントロールするということです。
その自分なりのやり方を確立して実行していくことが、効率的に幸せを感じるために必要になるのです。

当サイトでは、さまざまな行動について内向型の人に合ったやり方を紹介しています。
ぜひ、参考にして自分にあったやり方を確立、実行し、幸せを感じ続けることができるようになってください。


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