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計画の必要性

目標を達成するには、計画を立てる必要があります。
ただ、計画をちゃんと立てるのは意外と難しいものです。

ここでは、計画を立てる場合に具体的にどのような点に気をつければよいのかについて話をします。

目標とは一定期間後の到達点です。(最終的な到達点として、自分の目的・テーマを目指すことになります。)
一方で計画とは目標に到達するまでの道のりを定めるものです。

「目標として何を考えるか」の章の中で、目標を立てるには、「目的」「行動」「状態」の3つの観点を意識しておくことが大切だという話をしました。

計画を立てるには、ここで出てきた「行動」、「状態」に「時間」を加えて考える必要があります。

目標を達成したときの「状態」に近づくために、どのような「行動」をどのぐらいの「時間」をかけてやるのかを考えるわけです。

目標を達成するためには、並行していくつかの行動とったり、段階的に行動を変えていったりすることが必要になる場合もあります。

目標達成までの道のりを期限から逆算して、いくつかの段階(状態)に分け、そこまでにとる行動とかける時間を決めていくわけです。

例えば、あなたが学生で「夏休みまでに車の免許を取る」という目標を立てたとします。
今が、4月初旬だとしますと7月後半から始まる夏休みまでには、約4ヵ月あることになります。

まずは、免許を取るためには、自動車学校に通わなければなりません。
ですので、最初にやることは自動車学校を探して入学するということになります。

調べた結果、誰でも1~2ヵ月で免許がとれるようであれば、夏休みに間に合わせるには、6月までに自動車学校に入学すればよいことになります。

しかし、入学金に必要となるお金が足りないことが分かりました。
どうやら、6月の入学までに10万円を追加で貯めなければならなそうです。

そのためには、バイトの日数を増やすことが必要です。
6月までは約2ヵ月、何日、日数を増やせば間にあいそうでしょうか。

また、いくつかある自動車学校のうちどれにするかも決めないといけません。
入学日の2週間前には申込を済ませる必要がありそうです...

このように目標(免許を取れた状態)に近づくために、どのような「行動」をどのぐらいの「時間」をかけてやるのか(どれぐらいの時間をかけられるのか)を考えながら、計画を立てていくわけです。

ここで、「行動」、「状態」、「時間」に加えて考えるとよいものがあります。
それは「お金」です。

計画を立てるときには、「お金」は「時間」と同じものと考えることができます。
「お金」で「時間」を買うことができるからです。

先ほどの例でいきますと、「少し料金は高いが2週間で免許が取れるコースを選択する」といったやり方です。

計画と立てるときに考える「行動」は、自分がすべてやる必要はありません。
「お金」で人にお願いするといった考え方(計画)にすることもできます。

「お金」で人にお願いして自分の時間を空けて、自分が他のことができるようにした...
つまりは、「お金」で「時間」を買ったことになります。

計画を立てるということは、「行動」、「時間」、「お金」を組み合わせ、目標に到達するまでのストーリーを考えるということなのです。

内向型の人は、考えを行動にうつすことが苦手な傾向がありますが、うまい計画を立てることにより行動することができるようになります。
計画を立てるときのコツを身につけて、行動できる内向型人間を目指してください。


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