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幸せを感じる仕組み

目標として何を考えるか

「幸せを感じながら成長する」の章の中で目標を立てることが必要であるという話をしました。

ただ、目標をちゃんと立てるのは意外と難しいものです。
ここでは、目標を具体的に立てる場合にどのような点に気をつければよいのかについて話をします。

目標を立てるには、「目的」「行動」「状態」の3つの観点を意識しておくことが大切になってきます。

目的とは自分のテーマのことです。
(自分のテーマについては、xxxの章で説明していますので、そちらを参照してください。)
そもそも目標は、目的までの途中の状態(道しるべ)ですので、延長線上に目的がなければ意味がありません。
目的を意識して立てないとズレた目標になってしまう恐れがあります。

例えば、「英語を毎日1時間、勉強する」といった目標を立てたとします。
このような目標を立てる人は多いと思います。
一見、これで問題ないように思えますが、何のために勉強をするのか再確認してみる必要はあります。

目的が海外留学することであったとすれば、TOEIC700点以上などといった留学の条件があるかもしれません。
この目的に沿った目標とするならば、「xx月の試験でTOEIC700点以上をとる」の方が適切になります。

2つめの行動とは、目標を達成するために具体的に何をするかということです。

具体的な行動を定めることができなければ、目標を達成することはできません。
例えば、「英語を毎日1時間、勉強する」ということが行動になります。

行動を定める際は、この例のように頻度(毎日)と時間(1時間)を明らかにしておくことが大切になります。

目標を達成するためには、並行していくつかの行動とったり、段階的に行動を変えていったりする必要もあります。
このように行動の仕方を考えることが計画を立てるということになるわけです。
(計画として何を考えるのがよいかについては、別の章で説明します。)

3つめの状態とは、目標を達成した場合、どうなっているか定めておくことを意味します。

状態を定める際は、確認可能なものにしておくのがポイントです。
目標を達成できたかどうかを後で確認できるようにする必要があるためです。

確認可能なものとしては、以下のようなものがあります。

「数値」:先ほどのTOEICの点数などはこれに該当します。

「見た目や状況」:部屋を片づける、泳げるようになるなど、誰もができたと分かることです。

「時間」:スピードです。これまで5日掛かっていた作業を3日にするといった具合です。

目標を達成したら、もう少し難しい次の目標を設定します。
これを繰り返すことにより成長していくわけです。

ここで間違えやすいことがひとつあります。
目標を変えてはいけないと考えてしまうことです。

一度定めた目標を変えてはいけないということはありません。
目的に沿ったものになっているか、行動、状態は明確になっているかを時々チェックして、必要に応じて修正することも必要です。

では、目標は、どのような分野に対して、幾つぐらい設定するのがよいのでしょうか。

当サイトでは、以下の5つの分野について目標を設定することをお勧めしています。
・自分(健康)
・人間関係(家族、親戚、友人、同僚…)
・仕事・お金
・時間
・趣味・楽しみ
の5つの分野です。

幸せを感じるためには、自分の欲望を満たす必要があります。
(この理由については、「幸せを感じる仕組み」の章を参照してください。)

これら5つの分野は、人が持っている欲望をまんべんなく満たせるようなものになっていますので、これらの目標を達成することで幸せを感じることができるわけです。
ぜひ、目標を立てるときの参考にしてください。


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